鬼のかけら。≫イッマムラ
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2002年12月13日(金)
長文読解
イマムラ清純化計画立案。

むりだむりだ。このままじゃ明るい家族計画はむりだ。
なんだすか、ひとの顔をみるなりオッサンだの変態だのと!
ミーだってやれば出来るザンス。

ってことで立案というよりも既に行動にうつっています。
清純系の定義とは何か。
髪型?服装?ノン、持ち物です。
いくらつっぱっててもカバンの中にはキティちゃんのティッシュケース。
どうです?キュンとくるでしょう。
「身体は許しても心は許さないんだから!」
が、今月の標語。
きったないGパン穿いてても中は小さいめの純白ランジェリー。
悪辣な言語で照れ隠し。
「こ、こら!大人をからかうんじゃありません!」
イマムラの一度でいいから言ってみたい言葉ランキング上位。
それが私のもとめる清純系。
手始めにガチャガチャのクマを集めてみました。
あと6個で全種類達成。
『吊りクマ』ってやつなんですけど、
吊るところが一切無いので、ぶっとい針で耳に穴あけて
器具いれてストラップにしました。
奇妙なことに6個並べてつけると、かさばる上に
気持ち悪い。アンド重い。
だけど我慢☆清純系なのだから。


漫画を描くにあたって友人諸々に「内容考えて」と連絡をつけました。
するとあまり期待していなかったハタさんが
ロングメールで気合の入った作品を送って下さいました。
ノンフィクションで御覧下さい。
主人公が犬の散歩で海岸沿いを歩いていると、
犬が激しく吠えながら品浜へ走っていく。
突然の事に思わずリードを放してしまう主人公。
慌てて犬を追って砂浜へと駆け出す。
犬が吠える先にはひとりの(美)少年がいた。
息を切らせつつ犬に追いつく主人公。
主:ごっ、ごめんなさい、うちの犬が・・・
少年:・・・・・(主人公を一瞥すると無言で海の方を見る)
主:ほら、行くよ○○(←犬の名前)
(怒らせちゃったのかしら。
でも、だからって無視することないじゃない!)
少年から離れてから振り返ると、少年の姿は見えない。
主:(あれ、いない?まさか海に・・・!)
慌てて引き返す主人公。
しかし、近づくにつれだんだんと人影が見えてきたので
安心して家に帰る。
主:(なんだ、きっと暗くて見えなかったのね。
だけど、こんな真冬にひとりで海に来るなんてどうしたのかしら。
やっぱり、自殺?)
気になって仕方のない主人公は次の日の朝、学校へ行く前に海岸へ行く。
少年の姿は見えない。
が、なんとなく昨日少年がいた方に歩いていくと見えてきた。
やっぱりいたのだ。
少年に話し掛ける主人公。
主:ねえ、ひょっとして、ずっとここにいたの?
少年:・・・・・(主人公を一瞥して海を見る)
主:(そうよね、こんな真冬に一晩中こんな所にいるはずないものね。
馬鹿な質問だったから怒らせちゃったのかもしれないわ。)
主:が、学校とか、いかなくていいの?
少年:(見向きもしない)
主:(学校に行ってないとか、登校拒否だとか色々あるものね。
聞かれたくない事聞いちゃったかも・・・)
主:あ、聞かれたくないこと聞いちゃったんなら謝ります、ごめんなさい。
少年:・・・・・(無視)
主:(ムッとする)
主:だからってむしすることないじゃない!聞こえてるんなら
なんか言ったらどうなのよ!
少年:・・・・・(まるで無視)
主:(ひるむ)
主:ひょっとして、耳が聞こえない、とか・・・?
少年:・・・・・・・・・・聞こえてる。(海を見たまま)
主:じゃあ−−
少年:ひとりにしてくれ(海を見たまま)
主:・・・・・(頬を赤らめ走り去る)
(何よ何よ何よあの態度!
自殺でもなんでも買ってにすればいいわ!
もう知らないっ!だけど、ひとりにしてくれだなんて、
本当に自殺する気?)
続く

[件名]
私と海のララバイ その2
[本文]
その日の午後、雪が降り出す。
少年が自殺しようとしていると確信した主人公は学校が帰りに再び海へ。
やはり同じ場所にいる少年。
主:ハイ。(ホットの缶ジュースを差し出す)
少年:・・・・?(主人公とジュースを見る)
主:あげるって言ってんのよ。
少年:・・・・・・・・・・
(ポケットから手を出してジュースを受け取り)ありがとう。
少年の手の冷たさに驚く主人公。
主:(ずっとポケットに手をれ手たのにこんなに冷たいなんて)
少年:・・・・・・・
主:・・・・・・・・
しばらく無言で海を見る二人。痺れを切らした主人公が話しかける。
主:ねえ、あなた、ずっとここで何してるの?
少年:・・・・・そっちこそ。
主:あたしは見張ってるのよ。あなたが海へ入って行かないように。
少年:僕が、海に?
主:(ちょっと赤くなって)だって、自殺しようとしてるんでしょ?
少年:自殺?アハハハハハハハハ!
笑われて更に赤くなる主人公。
少年:自殺しそうに見える、僕?
主:違うんなら何してるのよ。あたしは答えたんだから次はあなたが答える番よ。
少年:……姉さんを待ってるんだ。(海を見つめて言う)
主:ここで?(いぶかしむ)あなたのお姉さんは海から来るの?
少年:そうだよ。姉さんは、人魚なんだ。(にやりと笑う)
主:もうっ、真面目に答えてよ!
少年:それよりさ、そろそろ帰った方がいいんじゃない?
寒いんでしょ。震えてるよ。
主:(少し赤くなって)あなたも早く帰ったら?
こんな雪の中突っ立ってたら凍え死ぬわよ。
と、言い肩に積もった雪を払い落としながら主人公は妙な事に気付く。
少年の肩には雪が積もっていないのだ。
主:(…どうして?)
少年:僕は大丈夫だよ。
なんだか怖くなった主人公は逃げるように立ち去る。
主:さ、寒いから帰るね。あなたも早く帰りなよ、じゃあね。
振り返ると少年は見えない。
雪のせいだと思い込もうとするがうまくいかない主人公。
なぜか遠くからは見えない少年。冷たい手。寒そうな素振りも見せない少年。
主:(まさか…)
続く

[件名]
私と海のララバイ かなり無理矢理なラスト
[本文]
次の日、主人公がまた海に行くと、
昨日までと寸分たがわぬ場所にいる少年。
満ち潮で足元にも波が届いている。
主:足、濡れるよ。
主人公の方を振り返る少年。足元を見て言う。
少年:本当だ、気づかなかったよ。(と言って2歩ほど下がる)
しかし靴もズボンの裾も全く濡れていない。
主:気付かないわけないじゃない。
少年:……
主:ねえ、あなた、本当に人間?
少年:……人間だったよ、もう死んじゃったけど。
主:なんで…(呟く)
少年:心中したんだ、姉さんと。
僕たちは血のつながった姉弟で愛し合ってた。
だけど、両親に気付かれて、引き裂かれそうになったんだ。
主:……
少年:姉さんは僕の手を引いてこの海に入った。
主:……
少年:でも僕は、まだ生きたかったよ。
主:だったら、とめればよかったじゃない。
少年:姉さんにとっては、僕が全てなんだ。
僕がいなければ姉さんは生きられない。
それを知ってたから、僕はあの時、姉さんの手を振り解かなかった。
主:じゃあ、なんであなたは今ここにいるのよ?
少年:それをずっと考えてたんだ。
だけど、今わかったよ。君のおかげだ、ありがとう。
主:え?
少年:僕が知ってたように、姉さんも知ってたんだ。
僕が本当は死にたくなかったってことを。
そして僕はこんな中途半端な身体でここにいる。
今、姉さんは、この海の底で僕の選択を待ってる。
僕が自分から姉さんの元へ行くのか、
それともまだ、この世に留まるのか。
最後のチャンスをくれたんだ。
でも僕は――
主人公は、泣きそうな顔で少年の腕を掴んだ。
少年は、黙って首を振った。
少年:止めたって、僕は本当はもう死んでるはずなんだから。
それに、姉さんがいないと僕も生きられない。
主:どうして?二人で生きることはできなかったの?
少年:そんな選択肢、僕たちには無いんだ、初めから。
もう行くよ、姉さんが待ってるから。……ありがとう。
主人公は手を離す。海へ入ってゆく少年。
水の抵抗はなく、波はそこに誰もいないかのように滑らかに打ち寄せる。
少年が海に消えても海を見つめ続ける主人公。

次の日、砂浜にかたく手をつないだ男女の遺体があがった。
そんな事件も落ち着いた頃、主人公は久しぶりに海へ行く。
少年がいた所に、中身の入ったままの缶ジュースが落ちている。
主人公が少年にあげたやつだ。
主人公はその缶ジュースを拾い上げると、
海に向かって思いっきり投げる。ボチャン、と音がする。
泣き崩れる主人公。
モノローグ:初恋だった

終わり。
(姉→兄でも可)御粗末様でした。


ハタさん、本当にありがとう。
「大体の内容でいいから。」という私の要望に、
細かい少年少女の行動まで書いてくださいました。
ちなみに私の一番すきな場面は
(何よ何よ何よあの態度!)ですね。
80年代の少女リボン感がよく出ています。
でも、ボツ。





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