今年に入ってサックスをほとんど手にしていない。 H楽器店の閉店時間が早まったため、上田啓二先生のレッスンがほとんどできなくなってしまったことと、カルテットの活動を停止していることが大きな原因だが、よく考えてみると、その気さえあれば別に自分ひとりでも練習できるものだ。 けっきょく、何かに頼らなければ行動できないのが人の常かもしれない。
しかしここにきてちょっと練習をしなければいけない時期になった。毎年、お正月にサックス演奏をする機会があるためだ。いつも直前になってばたばたするので、今回は事前に準備をしておこうと思っている。 ほんとうは生のピアノがいいのだが、お正月に時間をとってもらうのは気が引ける。
そこでいつものパターンになってしまうが、CDカラオケを作成することになる。ピアノ楽譜をパソコンに打ち込むわけだが、これ、けっこう手間がかかる。すらすらとピアノが弾ければ鍵盤をパソコンにつないでそのまま入力できるのだが、悲しいかなそんな特技は持ち合わせていない。 さらに悪いことに音源はソフト音源といって簡易的な音なので、出てくる音は安っぽいものになってしまう。ほんとうは音の伸びなどを考慮していろいろとソフトで加工してやるわけだが、そこまで使いこなしてはいないので薄っぺらな音楽となってしまうのだ。
それでもそれなりに伴奏は成り立つので、今まで我慢して使ってきた。要は生音のほうがどうかが問題なんだから。しかし、何ヶ月も演奏していないと、このブランクはこたえる。音は安定しないし、音程はおかしくなってしまう。コントロールができないわけだ。
日々の精進を痛感する。
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