先日、ハワイアンの練習中に京都在住の「らいらいけん氏」が訪れた。
かねてより噂の『漆ぬりウクレレ』の試奏のためである。そう、「らいらいけん氏」は漆にかけては国宝級と一部?では言われているが、ウクレレに関してはまったくの素人で弾くことはぜんぜんできないようだ。
ではなぜウクレレと謎は深まるばかりだが、どうも漆塗りのサンプルとしてお客さんに提示するためのもののようだ。おそらくウクレレに漆なんかだれも考えがつかないと思うが、この意表をつくアイデアはやはり「らいらいけん氏」ならではかもしれない。
さっそくウクレレのベテランO氏によって試奏が始まった。いやなかなかシャカシャカと小気味よい音色だ。おそらくO氏の腕もあるのだろうが、他のウクレレと弾きくらべても遜色ない音をしている。音というものは楽器そのものの構造、材質によって決まるわけだが、塗装もそのうちの重要な要素だ。木製の弦楽器にはセラックニスがよく使われるが、最近ではアクリル系の塗料も多いようだ。じつはこの塗料の材質、塗り方で響きが変わってくるようだ。

はたして漆が与える音響効果は・・・私にはよくわからない。ちょっと考えると、固くて軽いものがよく響くような気がする。おそらくセラックニスはそうなんだろうなと想像する。それにひきかえ、漆はどうか、「らいらいけん氏」から購入したお椀の取り扱い説明書には、半年くらいかけて漆は硬化が進むと書いてあったような気がするが、時とともに固くなっていくのだろう。だとすれば、期待できるような。 それにしても漆は乾燥に時間がかかるので、商売にはならないだろう。このウクレレも20回ほど重ね塗りしているそうだが、一日に一回しか塗れないので、塗装だけで一ヶ月ほどかかってしまうのだ。
こうして京都在住の「らいらいけん氏」には、興味つきない話題をまいてもらっている。
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