梅雨の中休みか、晴れが続いている。
我が家の「ぶどう棚」も、たっぷりの雨を受けて葉っぱが青々と繁っている。ほんとうによく伸びるのだ。特にどこにでもからみつく「ひげ」は、生き物という実感が湧く部分だが、じつはこれ、都度摘み取らなければいけない。木にとっては蔓を伸ばすための大事な器官なのだろうが、ぶどうを収穫する人間様にとっては無用の長物となるのだ。ひとつは栄養をこのひげに取られてしまうことと、もうひとつはこのひげが病気にかかりやすいということにある。


2本ある木のうち、1本はほとんど実をつけていない。どうしてかよくわからないが、今年はぜんぜんだめだ。もうひとつは『しなのスマイル』という品種だが、こちらはそこそこの実をつけている。完成すると赤紫色で大粒の気品あふれるぶどうになるはずだが、まだ一度としてきちんと整ったスタイルにはお目にかかっていない。売るわけではないので、なんでもいいのだが、どういうわけか形が悪いものは病気にもかかりやすいようだ。
近所で作っている「ぶどう棚」がある。そばを通るたびに我が家のぶどうとの差を見せつけられてしまう。ここのぶどうはいわゆる西洋ぶどうと呼ばれるもので、粒が細長く先がとがっている。マスカット色をして、大きな房を下に垂らした様は、まさにふどうの女王様という風格がある。今度、一房いただいて賞味したいと思っている。
ここのぶどう棚はじつに整備されている。きちんとした土台に建てられた柱に屋根が載せられている。肥やしも、たっぷり切らさないよう補充されている。時期には職人さんらしき人が来て、ていねいに手入れをしている。
まあ、これだろう。どれくらい手入れができるかで出来具合が変わるのは物の道理かもしれない。ああ、こういうことは何にでもあてはまってしまう。練習しかり・・・。
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