テナーのマウスピースを替えてみようかと思っている。
どうも一度オットー・リンクのメタルを吹くと、セルマーでは非力に感じてしまうのだ。そうかといってメタルではちょっとぎんぎんすぎる。もろジャズ仕様なのだから。 クラシックの上田門下として、それではあまりに求める志向からずれてはいないかと思ってしまう。
そこで一計を案じた。オットー・リンクのハード・ラバーという選択枝である。じつはむせび泣くサブトーンを追求したいと思っているのだが、このオットー・リンクのハード・ラバーは都合がいいようだ。ルー・タバキンも使っていた。そういえば吹かせてもらったときもこれだった。
著名な演奏家の中でもあまり使っているのは知らないが、どうも最近このタイプが増えてきているようだ。インタ−ネットで調べていると、どうもそんな気がするのだ。
こんなことを思うようになったのも、最近ちょくちょく恵さんがマウスピースの話を持ちかけてくるからだが、よーく考えると音を作る上で一番重要なファクターなのである。リードも大事だ。とうぜん楽器も。しかし、マウスピースの種類で音は大きく変わってくる。音で悩んでいる時これを替えると、目からうろこものになることがあるのも事実だ。
演奏家と言われる人は、たいてい何本も持っている。いや何十本かもしれない。しかし吹くのは一本だ。それだけ悩み苦労しているということだろう。それに引き換え、私は最近マウスピースなるものを買ったことがない。何十年も前の物を使っているのである。いやー、あまいあまい。
まだ、オットー・リンクのハード・ラバーは購入していないが、効能書きをみると、メタルに比べて太い息が必要のようだ。ズズズッというサブトーンの練習にはいいかもしれない。

はて恵さんには何がいいか。どうもメタルを一度吹いて味をしめているようだが、吹奏楽にはちょっとという感じがしないわけでもない。音質のバランスというものもあるのだ。 やはりハード・ラバーにしてもらおう。バンド・メンバーから誰の入れ知恵だと言われても困るではないか。
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