きょう、見つかった。写真のごとく10年前の『サライ』である。


それにしても私の記憶はかなり鮮明であった。表紙はドンピシャ、野沢菜漬けが器に盛られている。カラメルもばっちり載っている。おお、レミー・マルタンも写真に写っているではないか。懐かしい・・・。
こうしてみると人間の記憶というもの、けっこうしっかりしている。立花隆氏のオーバー・フローした知識は次々と忘れ去っていくという論理は、こと私のケーキ作りにだけはあてはまらないようだ。
しかし新たな問題が持ちあがったのである。レシピにある「チャツネ」はこの号よりも三つ前の号に作り方が載っているのだ。これの記憶は残念ながら消え去ってしまっている。 チャツネとはカレーなどに入れるフルーツ漬けのことである。いろいろなフルーツをぐつぐつと煮込んで作る。そして1ヶ月以上熟成させるのだ。完成したケーキは最低1ヶ月以上、理想は半年の寝かせが必要とある。しかし記憶をたどると2、3ヶ月でカビがきたような気がする。ブランデーの塗布工程で、殺菌処理が不足したためであろう。
うーん、ちょっと悩むなあ。このケーキの味は、いいかえればこのチャツネの味でもある。普通のドライ・フルーツだけをぶち込んだものとは一線を画するまさに大人の味なんだから。
こだわりには悩みがつきものだ。
年の瀬がせまっているというのに、こんな道楽で時間を浪費する暇はない・・・。 やっぱり、yakoごめんか・・・。
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