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2004年03月08日(月) 夢日記/月的人生、太陽的人生/天体の年齢域etc, etc part2

→→2004/3/7 からの続きです。

結婚してからしばらく頭を離れない思いがあったのです。それは、
昔の結婚システムって、ある意味合理的にできていたのかな、
ってこと。自分自身を振り返ると、わたしは27になる年に
結婚して28直前に最初の子供を産みました。つまり、太陽の
年齢域まで、自分自身の為だけに生きられた人生を謳歌して
いたんですね。で、結婚してもう少し子供のいない人生を
楽しもう、その間に手に職をつけて、、、なんて考えていたのが
あっちゅー間に子供を授かって、いきなり母親と専業主婦の
生活に引きずり込まれてしまった。

ここまでの星の説明に乗っ取って解説し直すと、この世に生を
受けてから7才までは、おうしの月、その後15才くらいまで
ふたごの水星、それから20代前半までおうしの金星、で、結婚
直前までをふたごの太陽を使って生きてきたことになります。
わたしの場合、ふたごで外の世界と繋がって生きてきた太陽が、
いきなり家に連れ戻されて、おうしの月として生きていく
はめになってしまったのですね、、、。これはえらいギャップ
です。

好奇心に駆られて根無し草のごとく、楽しいこと、面白いことを
求めて、あちこちと首を突っ込む生活から、いきなり、こじんまりと
自分の部屋の中で、ブランケットを握って安心しているような
生活への変化。一度部屋に入って安心してしまうと、自分からは
怖くてなかなか外に出られなくなってしまうのです。しかも、
先程も言ったように、わたしの金星には土星がどーんと乗っかって
いて、その土星が効き出すと、用心深さにストイックさがプラス
されて、なんだかもー、太陽の面白さを覚えた途端に、それを
奪われて、急に身動きとれなくなって、あたし、どうしちゃったの
?!って。

しかも、この変化は、単にふたご、おうし間の揺り戻しだけじゃなくて、
月から始まって、水星、金星、太陽と、紛いなりにも成長を遂げて
きた自分の人生だったのに、太陽から月に変化するというのは、
やっと一人の大人として地に足のついた生き方を始めようとする
頃に、好き嫌いくらいしか主張することができない精神状態の
子供の次元まで、心が連れ戻されてしまう、っていうある意味
残酷な揺り戻しなのですよ、、、。

ひょっとして、子供時代をきちんと謳歌して、その後も素晴らしい
成長過程を送ってきた、素敵な人格の持ち主さんなら、葛藤も少なくて
済むのかもしれませんが、わたしはそうじゃなかった。自分の子供
時代は、なるべく思い出さないように、過去のものとして封印して
生きてきてしまった。そこで何が起きたかというと、大人になって
から、その封印してきてしまった子供時代の、感情のしこりが
たがが外れたように、どろどろと噴き出してきてしまったんですね、、。
パンドラの箱状態です。

その結果どうなったかは、先日upしたACコンプレックス云々の
日記に詳しいんですけど。でも、なんか、本当にパンドラの箱みたいに、
最後には希望がちょっと残っていてよかった。その希望の光になった
のは、数は少ない(?!)けど、母と過ごした楽しい時間です。まだ
イギリスにいた頃の記憶で、母とテーブルに向かって、二人で折り紙を
作っている思い出が残ってます。あと、はさみの持ち方を教えてくれた
記憶も。きっと、そんな思い出が、今のあたしのぴよこの育て方に
大きく影響しているような気がする。ぴよこは、あたしなんかより
数倍器用で、折り紙の本の理解力も並の子供レベルじゃなくて(笑

子供にとって、親と過ごす楽しい時間って、本当に大切なんだな、
ってしみじみ、、、。

って、あーーーーー、また大幅に話が逸れてきた〜。ええと、
どこまで戻すかっていうと、主婦になってからしばらく頭を
離れなかった、昔の結婚システムは合理的、ってところまでです、
我ながら、なんて話の長いヤツだろう、って、とほほです。

えっとですね、つまり、一昔前までは、女性は金星を満喫しながら
結婚して家庭に入って、そこから月の時代の生き直しをして
いたわけです。言葉を変えれば、それは、太陽という、社会性を
帯びる年齢域を、社会を通過せずに、家庭の中で月という目を
通して疑似体験する、という感じではないでしょうか。つまり、
自分では太陽の年齢域に体験する社会性を身につけて、地に
足のついた人生を送る準備段階を経験することはなく、妻として
夫を支えることで、夫を通して間接的に社会性を身につけて
いく、という感じですかね。

外の世界での、本当の楽しみ方を覚える前に、また子供に戻る。
これは、一見残酷にも見える。でも残酷に見える一方で、
妻や母親として女性の担うべき仕事をこなしていくには、
実に合理的だったような気がするのです。自分で地に足をつけて
生きていく方法をまだ身につけていないということは、自活
して、社会で生きていくことの大変さや難しさを味わうこと
なく生きていくことにはなるけれど、その反面、自分で何かを
成し遂げて、それを社会的に評価される、という何事にも
代え難い充実感は知らずにすむ。

社会性に馴染むということは、社会という男性的な舞台に
上がる訳だから、それまで女性的な星だけを使って生きてきた
人間が、初めてそこで現実社会の中で男性化していく、という
現象が起きます。でも、一度男性化してしまった後に、一気に
女性性の象徴である月に、しかも、ある程度人としての経験を
積んできた経緯のある金星ではなく、感情にコントロールされる
月の世界に連れ戻されるというのは、それ相応の覚悟ができて
いないと、まさにカルチャーショック並の激変を経験する
恐れがあるように思うのです。

つまり、太陽の年齢域に達する前までに結婚して家庭に入って
子供を作って、という流れは、専業主婦というシステムには
ぴったり、ってことのように見えてきませんか、、、?!

おっと。もしかして、日本の戦後の近代社会は、西洋占星術の
思想に操られてきていたんでは、、、?なんて発想が。
これは何かの陰謀かしら?あたし、そこを突っ込んだら抹殺
されちゃうかしら?!(笑 でも、ほんとに、見事にリンクして
るよなぁ。

こんなこと言ってますが、わたしは決して女性は社会に出ない方が
幸せだ、とか、逆に社会を経験せずに家に入る女性は未熟だ、
とかそんなことを言いたいのではなく。

この話を突き詰めていって辿り着いたのは、一般的に何故女性の方が
結局最後は大人って言われるのか、っていうこと。思うに、男性は
社会性は身につけていくから社会人としてはまともに生きていける、
でも、その一方で男性はいつまでも子供、って言われる。女性は
社会性は育たないかもしれないけれど、いつの間にか、全ての
人類の母、つまり大地の母のような包み込むような器の大きさを
持つようになっている。これはわたしが思うに、一重に、月の
時代を生き直すか、そうでないか、にかかっているような気が
しているのです。

男性は一旦社会に出ると、月の時代を生き直すチャンスはあまり
ないように見受けられる。でもその一方で、家を任され、子供を
宿し、母親となる経験をする女性は、そこで一度、月に半ば
強制的に引き戻されることになる。マタニティブルーって、
ホルモンバランスが崩れることで起きる、って言われるけど、
あれも象徴的で、ホルモンっていうのは、月が作用を及ぼしてる、
って西洋占星術の世界では言われているのです。

その説に乗っ取って説明すると、女性が子供の妊娠・出産を通して
精神バランスを崩す時期を迎えることがある、いわゆるマタニティ・
ブルーというものは、女性が、少女時代以来直面することのなかった、
自分の中の月のエリアに、一度連れ戻されることによって、精神的には
子供時代の未熟な感情に正面から向き合わなくてはならなくなる時期で、
故に不安定になってしまう。肉体的には月の作用でホルモン・バランス
を崩してしまうから、その面からも情緒不安定などの、精神的危うさを
味わうことになる。←んー。ここにも不思議なリンク発見だなあ。

で、ですね、よく女性は子供を産むとそこで成長が止まる、なんて
ことを言う輩がいますが、それも当然っちゃあ当然なこと。(あ、まあ、
これはこれは子供を産んで、その後社会に復帰しない女性の場合だと
思いますが。) 何故なら、月の時代に戻された女性は、月を全面に
子供と向き合うことになるからです。ただ、自分が子供のままでは
子供を育てあげることはできない、だから母親というのは、自分が
子供時代に置いてきてしまった月を、なんとか今の年齢域にまで成長
させよう、今の自分に見合ったレベルまで引き上げようと、必死に
なるんじゃないでしょうか。

でないと、子供と子供のぶつかり合いのレベルにまで引きずり降ろされて
しまう。こうなると、多分、今密かに増えつつある、幼児虐待の要因
も、なんとなくこの辺が臭いなあ、なんて、自分の経験を振り返っても
思うんですけれど、、、。とにかくですね、必死に自分の月を成長
させることで、今度は何が起きるかというと、月が成熟するんですよ!
子供時代に置いてきた月を、女性はもう一度月に直面することによって、
今度は自分で育てあげて行くんですね、、、。

こうなると、月が子供時代のまま残っている男性はもう敵いません。
女性は大地の母だ、聖母マリアだ、観音さまだ、なんてことに
なっちゃうのは、この辺りにあるのかなぁ、、、なあんて、密かに
考察しているざます。

はあ。海王星が降ってきちゃった。orb若干広めですが、水星
opposition海王なあたし。水星3hふたごに、海王9hさそり。
なんかゴージャスですが、書き物及び、思考回路全開中に
よくいたこさん状態入ります、もう書いてるのあたしじゃない、
とか、しゃべりながら、おお、あたし、こんなこと考えていた
んだ、とか、、、。あと話が、人からは脈絡なく飛んで見えますが、
あたしの中では、綺麗に繋がってます(笑

でまあ、海王魔神が降りてきたので、いきなり占星術講座になっち
ゃったけど、まあ、背景にはそんな流れがあって(←今更、どこから
どこの流れなんだか(笑))。

おっとり子供にまみれて生きて行こうかとぬるま湯に浸かっていた
ところに、あたしの金星土星conjunctionにtransitの土星がドカンと
乗ってきたのはその直後。焦った。このままじゃいけない、でも何して
いいかわかんない、とりあえず、離婚でもしなきゃあたし変われないか
も、って、現実離れした逃避願望がにょきにょきと頭をもたげてきた。
でも、子供は手放せない、あたし一人じゃ子供を育てられない、あたし、
今何もないんだ、、、って初めて不安に思った。西洋占星術の世界でいう、
saturn returnってヤツだ。 この時期には、土星先生の厳しい目が、
その人の今までの人生の見直しを迫るのだ。

その後、土星先生は、次々とあたしの月、水星、太陽に次々と漬け物
石のように重〜くゆっくりと乗っかってきた。'98・6月くらいから、
去年の6月くらいまで、実に5年に渡って、ずーっと影響していたのだ。
さすがのあたしも、何かに気付かずにはいられなかった。土星先生は
自分が先送りにして放り出してきた宿題に、自分でちゃんと向き合う
まで、何度でも何度でも、試練を与えてくるのだ。さすがの極楽トンボ
なあたしも、いい加減疲れ果てて、最後の半年は鬱病状態までに
陥ってしまった。太陽に土星が乗っかってくると、心も体も鉛みたいに
重たくなってしまうの、、、(;_;)

でもね、逃げ回る人に土星は厳しいけど、覚悟を決めて、土星が
提示してくる試練にメンチ切って(笑)とっかかると、今度は土星先生、
忍耐力とか、持続力、物事を具体化、具現化する素晴らしい力を
与えてくれるんです。これはすごい力です!だって、自分の夢を
自分の力で叶えようと思ったら、絶対に必要な力でしょう?

思うに、12年前の木星さんの恩恵に預かっていた時期にわたしに
足りなかったのは、この土星先生の地味だけど、素晴らしい
ミラクル・パワーだったのではないかと。あれから12年、
あたしは押し込めてしまったパンドラの箱を開いて、月を復活
させて、苦しかったけど、ちょっとずつ成長させてきて、
土星先生に見張られながら、金星や月、太陽に磨きをかけて、
そして今に至っています。

押して計ったかのように、わたしには木星の追い風が吹いてきて、
そして、まるでそんな今のわたしに審判を下すかの如く、閻魔大王の
ような冥王星がチャレンジャーな角度で廻ってきて。これからがまさに
人生をかけた勝負どころ。果たして白と出るか黒と出るか。

月だけで生きていれば、きっとトライントライン、もっと葛藤の
少ない家庭生活送れていたのかもしれない。でもねー、あたしの
太陽は5hふたごなの〜。5hは、太陽の本来の部屋で、対応する
サインはしし。つまり、人生は楽しむ為にあるのだー、主人公は
あたしなのだー、なふたごの太陽なの。しかも不動宮の王者しし
より、ずっと腰が軽い柔軟宮のふたごなのだ〜!

squareばかり取っていて、挫折と葛藤を繰り返そうが、やっぱり
安定志向ではいられずに、チャレンジゴーゴーになって
しまうのねん。だって、人生楽しいんだもぉんっ(^ー^





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