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2007年03月24日(土) 代償

ショックに打ち震えながら、
徐々に態勢を立て直す。

とりあえず現状把握だ。
服は破れてない。

サイフやカギは、こけた直後に確認したし(意外と冷静だな)


だが、ふとみると、小指から血がでてた。
激しくはないが、なかなか完全には止まらない。

なんてことだろう。
これから麻雀を打つというのに。

ええ、そうです。
少しでも早く麻雀を打ちたくてコケましたが何か?


だが、安心してもらいたい。
その日、私が向かおうとしてたのは、ギャル雀ではない。
さすがにギャル雀に行くために走ってこけたら、
ネタにもできない。

向かう先の店。メンバーは男性ばかりの野郎雀である。
50分後かけて、ようやくその店に辿り着く。

「お飲み物は?」
「バンドエイドください」

ポカーンとしてる。

「すみません、あいにく、用意しておりません。」

なんか、飲み物と勘違いしてないだろうな。

いや、飲み物を断らずに会話をすすめた
自分が悪いのかもしれん。


もういいや。傷口を洗ったし、もう血も出てないし。
はあ。

10分後。

「これ使ってください」

バンドエイド!!

箱には薬屋のテープが張られてる。
あの店員が、頼みもしないのに買ってきてくれたのだ。

ガーン

野郎雀も…いいものだな。


無理やりいい話編 完



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