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2007年03月22日(木) 風になった

まだ2分ある。

調べておいた埼京線。
逃すと8分くらい間隔がある。

久しぶりに走った。

以前友人に、「走ってる時の手の振り方がキモい」
というトラウマになるような指摘を受け、
走ることをやめていたのだが。

なかなかどうして。

速いじゃないか。
しかも軽やか。

俺は風か?
レーシングゲームのように風景は流れていく。

人もたくさんいたけど、
今の俺は50メーター先の人の動きを頭に入れて
走ってる。完璧だ。

軽やかに改札を抜け、
最終コーナー。

そこに魔のカーブ出現。
突如現れたおばはんをよけきれず、転倒。
柱にプチ激突。


しかしそれぐらいでは諦めない。
すぐさまに立ち上がりまた走り始めようとした。
何事もなかったかのように。

だが、一度崩したバランスは元には戻らなかった。
態勢を戻しかけたところですぐに転倒。
大崎駅で二度こけた。


あの駅にはきっと魔物が住んでいる。


どうでもいいことだが、次の電車は8分先ではなく
3分先にあった。

それは結果論だと思う。いや、そう思いたいんだ……


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