徒然エッセイ&観劇記
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2002年02月01日(金) 「TANZ DER VAMPIRE」自分訳

「TANZ DER VAMPIRE」自分訳

ドイツ語ミュージカル「TANZ DER VAMPIRE」(ヴァンパイアの舞踏)の自分訳です。
粗筋:教授アブロンシウス&助手アルフレッドが吸血鬼の調査に行って、すったもんだの末返り討ちに遭う。
あるいは吸血鬼のナイスミドル、クロロック伯爵が生娘ザラを誘惑して、最後には人間はみんなやられちまってヴァンパイアの天下になってめでたしめでたし☆

そんな話です。クロロック伯爵はファントム&トートという印象で非常に美味しい(涎)。
そしてこういったキャラのセリフ訳はどうしても古めかしい言い回し&「なのだ」調になってしまう罠。
訳詞には私の偏見・妄想・思い込みが多大に含まれておりますので、さらりと読み流し下さいませ。



5 Gott ist tot(神は死んだ)

VON KROLOCK:

長い間 私は
ただ君を一方的に想うだけだった
今や 君も私を求め
私に焦がれている
さぁ 楽しもう
私たち二人は
少しも分かたれていない
私が君を呼べば
もはや君は我慢出来なくなり
夢の中を彷徨い
幸福を渇望するだろう

VAMPIRE:準備しろ!

VON KROLOCK:

神は死んだのだ
彼を探し求めるのは無駄というもの
彼の言う永遠の命とやらを私は呪う
それは我々を太陽のより近くへ引きずり出すが
我々は光を恐れるもの
我々は嘘しか信じず
断念などということを軽蔑する
我々が憎まないものといえば
我々が愛さないものだけ←意味不明?

私が何かを助けるということは それを葬るということ
私が恵んだものは 必ず腐敗する
毒だけがお前の健康を保つだろう
真に生きるためには死なねばならぬ
夜の果てを私と漂い
私の中に自分を捨てるのだ
我々は永遠の終わるその時まで生きるだろう
お前を私の影で包み込もう・・・

SARAH:

私を呼ぶ声が聞こえる・・・

VON KROLOCK:

今、喜ばせてやる!

私たち二人は
少しも分かたれていない
私が君を呼べば
もはや君は我慢出来なくなり
夢の中を彷徨い
幸福を渇望するだろう

7 Einladung zum Ball(舞踏への招待)

<コンプリート版11>
VON KROLOCK:
こんばんわ。
恐がることはない
私は天使
君が求めていた者だ
だが もう待つことはない
私は君を、一年に一度の夜の舞踏会に招待しよう
君の憧れていたものだ
君なしでは始められないのだよ。

セリフ中略

ーーーーーーーーーーーーーーー<抜粋版7>
VON KROLOCK:
さあ どちらがお好みかな?
全てが今のままでいるか?
君はそれで満足だと思っているようだが
私はそうは思わないね。
祈りたいのか?
味気なく辛い日々のために?
君はそれで満足しているつもりだが
本当はそれでは満足しないと分かっている。

彼らは君に 罰と危険に気をつけろと言ったね
しかし彼らの言う安全とやらが 全くのでっちあげだと君は勘付いている。
人が君に言うことは全て嘘だった。
君を言う通りにしたくて 彼は君を騙してきたのさ。

しかし私は君に欠けていたものをやろう。
夜の翼を広げて飛び立つのだ
本当の真実の中へ
闇の恍惚の中へ
心の準備はいいか?
真夜中の舞踏会へ君を招待しよう。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
<コンプリート版>
私は君に欠けていたものをやろう。
夜の翼を広げて飛び立つのだ
日常から逃避して
幻想の恍惚の中へ
もう準備は出来ている
真夜中の舞踏会へ君を招待しよう。

<コンプリート版セリフ>(概訳)

アルフレッド:教授ぅぅぅ!!中にいたよぅぅ(と逃げてきた感じ)
教授:誰が?
アルフレッド:あいつを見たんだよぅ
教授:何だね?騒がしいなー(と取り合わない感じ)

シャガール:部屋を出ちゃいけないと千回も言っただろう!(怒ってる)
ザラ:うえーーん、御免なさぁぁい(泣)
シャガール:何故言うことが聞けないんだ!もう出られないようにこうしてやる!!
おばさん;まぁ、何て事をするの!!(非難)
ザラ:うえーーん、パパ、やめてぇぇぇ
シャガール:もう二度と出るな!!

8 Draussen ist Freiheit(外は自由)

ALFRED:
この屋根の下に
世界で一番愛しい人がいる
僕らがここで出会うような偶然に恵まれるだろうか?
ザラ、起きているかい?
ちょっと、窓の側に寄ってみてくれないか
僕はここで、月光に照らされながら
僕が君の側にいられたらなあって思っているんだ

SARAH:
大きな声を出しちゃだめ
私はここにいるわ
音を立てないで
そうじゃなきゃ パパに聞こえちゃう

A:本当かい?

S:もう夜も更けたわ

A:僕たち二人きりだ

S:私、もう我慢出来ない

A:僕は幸せだよ

S:誰にも知らせなかったわ

A:会いたかった!

S:家の中に閉じこもっていると窒息しちゃうわ
 外は自由なのね
 どこから地平線は広がっているのかしら?
 地上では あらゆる奇蹟が起こり得るんだわ

A:僕らを隔てるものはなにもない
 僕らが克服出来ないものなんてない
 側においで
 君と一緒なら 星にだって行けるさ
 外は自由だよ
 ここにいる人は誰も知らない奇蹟があるんだ
 僕らを引き離すものはみんな遠くへ行ってしまったよ

S&A:人が「人生」と呼ぶものが始まる

S:月光の中に立っているなんて 何てロマンチックなの
 あいにく私はすっかり準備が出来て、招かれている
 今すぐ、私とちょっとだけ遠くへ行ってみない?
 お願い、約束して
 私を裏切らないって

A:どこへ行くんだい?

S:二人だけの秘密よ

A:森を抜けてはだめだよ!

S:あなたが不安なら、ここにいればいいわ

A:そこは真っ暗で寒いんだ

S:それじゃ外に出られないわ

A:君は道に迷ったり 雪に凍えたりしてしまうよ

S:ええ、知っている でも行くわ
 
A:夜になると外には狼が出る

S:家にいたんじゃ死ぬほど退屈なのよ

S&A:外は自由
  どこから地平線は広がっているのだろう
  地上では あらゆる奇蹟が起こり得るんだ

A:僕らを隔てるものはなにもない
 僕らが克服出来ないものなんてない
 僕の側にいて
 君と一緒なら

S&A:星にだって行ける
  焦がれている未来が叶えられる
  
  外は自由
  何の制約もないという幸せ
  外は自由
  私たちを引き離すものたちから遠く離れて
  私たちは生き始める

10 Tot zu sein ist komisch(死ぬっておかしなことね)

MAGDA:
うつろな瞳
氷のような手
今はこんなに冷たいけど
以前はとても温かかった

死ぬっておかしなことね
昨日はあんなに騒がしかったのに
今はこんなに静か
昨日まであんなに立派だったのに
今じゃもうゴミも同然

死ぬって滑稽なこと
死ぬっておかしなことね

その乱暴な仕草や
大げさな表情
まるで反吐を吐くために生まれてきたようだった
でも死体になった今じゃ
彼はとてもお行儀よく
落ち着いて見えるの

私が側に行くと
ここで彼は私を抱き締めた
今、私はこんなに近くにいるのに
彼は力なくぐったりしている

死ぬって不思議なこと
死ぬっておかしなことね

死ぬって奇妙なこと
死ぬっておかしなことね

彼の無駄話や
彼の振る舞い
まるで彼は 恥をかくために生きているようだった
でも死体になった今じゃ
彼はただ臭うだけ
それ以外じゃ非の打ち所がないわ

彼は私のベットで
無遠慮に寝たものだった
今になって私は思うの
彼は本当は優しい人だったんじゃないかって。

きゃーーーーーーっ(悲鳴)

11 Finale 1 Akt

(コンプリート版17)

VON KROLOCK:

喜ばしい夜だ
訪問者がこちらへやって来る
面白いことだ
紳士諸君、
私には客人がよく見える
もったいぶるんじゃない・・・(早く来い)
「恐怖」は私のマントであり
夜は私の支配下にある
私はクロロック伯爵
これは私の城だ

夜とは良いものだ
我らが醜いものを目にすることを防いでくれる
夜が穏やかに 暗い夢をひらけば
死者達は甦る
私の闇に付き従え
そうすれば二度と死ぬことはない

進んで私の仲間となった者は
かつて立てたこともない問いの答えを得るだろう
私は君たちに
私の世界の秘密を打ち明けよう

孤独に疲れた私が
待ち焦がれていた客
未来とは過去であり
現在は呪いにすぎぬ。

終わりの始まり それは時の海
だが人はその岸辺で生きるにすぎぬ
悲哀という病魔に対する救済など
あり得ない

(中略)ここよりハイライト版

私と共に時の海に沈め
生きるとはどういうことか教えてやろう
悲しみさえ幸福に感じるように
私の与える快楽に身を委ねるのだ

私と共に黒い聖杯を追い求めよ
愛するとはどういうことか教えてやろう
モラルという束縛から逃れ
お前の秘めた欲望を解放せよ

お前は自分の命が愛しいだろう?
お前の大事な命は生き始め、
お前は自由になるのだ!

12 Totale Finsternis(完全なる闇)

AHNEN:
準備しろ!

SARAH:時おり、夜中に
私は寂しく悲しい気分になる
けれど、何が足りないのか私には分からない

A:準備しろ!

S:時おり、夜中に
私は幻想的な夢を見る
けれど、目が覚めると私は不安に苛まれる

A:準備しろ!

S:時おり、夜中に
私は闇の中に横たわり 待っている
でも何を待っているのかはよく分からない  

VON KROLOCK:
準備しろ!

S:時おり、夜中に
私は闇の脅威の抗い難い魅惑を感じる

A:準備しろ! 星の元に生まれた子よ・・・

S:私を呼ぶ声が聴こえる

A:準備しろ! 選ばれた子よ・・・

S:私にはその声が聴こえる

A:準備しろ!

S:時おり、夜中に
私は私と触れ合う、目に見えない魅惑的な力を感じる

A:準備しろ!

S:時おり、夜中に
私は途方に暮れて
私を守ってくれるものが欲しくなる

A:準備しろ!

S:時おり、夜中に
私はもう待っていられなくなる
私はもう一人前の女で 自由になるのよ

A:準備しろ!

S:時おり、夜中に
私は禁じられたものを味わいたくなる
結末がどうなろうとどうでもいい

A&K:もうすぐだ 輝ける子よ

S:私を呼ぶ声がする

A&K:今いくぞ 選ばれし子よ

S:焦がれているものを感じる 私を探している・・・

VON KROLOCK:
自らを消すことは自由になること。
お前は私を受け入れるだろう
お前が夢想していることは真実となるだろう
何ものも我々を引き離すことは出来ない
私と共に、暗闇にその身を浸すのだ
深遠と輝きの中で、
ためらいを焼き捨て、時間を忘れるがいい
お前を私の影で包み込み、ゆったりと支えてやろう
お前は奇蹟を現実のものとする者だ。

S:私の心は火を待ち焦がれるダイナマイト!
  
K&S:
私は生から覚醒する
今夜、永遠が始まる
今夜、永遠が始まる

S:私は自分の心を失うことに憧れてきたの
今、私はほとんど意識を失いかけている
完全なる闇
拠り所のない感情の海

かつて私は愛は呪縛を破るものと思っていたわ
今 愛は私の世界をも打ち砕いてしまった
完全なる闇
私は墜落し、何ものも私をとらえない

K&A:その調子だ!

S:時おり 夜中に
私はまだ可能なうちに貴方から逃げるべきだと思う

K&A:準備は出来た!

S:でも貴方が私を呼ぶと
私は自ら進んで目に見えない貴方を追いかけてしまう
貴方と共に、自ら地獄へ行ってしまいそう

K&A:さあ、行くぞ

S:時おり 夜中に
私は一瞬で貴方に私の命を引き渡し
私の全てを貴方に捧げてしまうになる

K&A:そう、そのまま・・・

S:時おり 夜中に
私は貴方の望む通りのものになりたくなる
そしてその時、私は自分自身を破壊することになるでしょう

K&A:準備は出来たぞ、星の元に生まれた子よ

S:私を呼ぶ声が聴こえる

K&A:さあ、行こう 選ばれし子よ

S:焦がれていたものを感じる 私を探している・・・

K&S:
自らを消すことは自由になること。
貴方は私を受け入れるだろう
貴方が夢想していることは真実となるだろう
何ものも私たちを引き離すことは出来ない
私と共に、暗闇にその身を浸そう
深遠と輝きの中で、
ためらいを焼き捨て、時間を忘れる

K:お前を私の影で包み込み、ゆったりと支えてやろう
(S:貴方は私を貴方の影で包み込み、ゆったりと支えてくれる)

K:お前は奇蹟を現実のものとする者だ。
S:私の心臓はダイナマイト どうか火をつけて

K&S:私は生から覚醒する
今夜、永遠が始まる
今夜、永遠が始まる

S:もう私の心はコントロール出来ない
今、急速に気が遠くなる

K&S:完全なる闇
全てが感情の海の中へ

S:時おり私は愛が呪縛を破るものと思っていたわ

K:今、それはお前の世界を壊したも同然だ

K&S:完全なる闇
私たちは落ちていく 何もかも手放して
完全なる闇
全てが感情の海になる

S:完全なる闇!
ああ!!意識を失っていく・・・

<コンプリート版>

VON KROLOCK:
いや、だめだ
理性を失ってはならぬ
我等はまだその時を迎えていない
楽しみを急いては身の破滅を生ずる
あと数時間も待てば
この欲望を燃やすことが出来るのだ
我等二人 舞踏会で朝方まで踊る時
私は君に不死を与えるだろう


16 He,ho,Professor(やあ、教授)

VON KROLOCK:(zu Abronsius)アブロンシウスに向かって
おや!これは都合がいいですな、教授!
これなら一噛みで充分でしょう
多大な好奇心は身を滅ぼしますよ、教授!
貴方が調査した通りのことが起きるに違いありませんね!

ABRONSIUS:(gesprochen)セリフ
貴方は学問というものを見くびっているようですな、クロロック伯爵。
我が弟子の報告により、私は貴方をアルコールに浸すつもりですぞ。

VON KROLOCK:ははは!(笑)

ABRONSIUS:(gesprochen)セリフ
間もなく貴方の悪行は、単なる身の毛もよだつ御伽噺になり果てるでしょう

VON KROLOCK STIMME:(zu ALFRED)クロロックがアルフレッドに囁く
どこへ逃げる気だ?
何をためらっている、アルフレッド?
お前の探していた人が目の前にいるんだぞ

ABRONSIUS:彼は貴方の言うことなど聞かん!

VON KROLOCK STIMME:
教授、貴方の思い違いのようですな!
アルフレートの魂は、もうとっくに私のものなのだよ

18 Die unstillbare Gier(尽きせぬ欲望)

VON KROLOCK:
遂に夜が来た 一粒の星も見えない
月は私を恐れるあまり、私を照らし出さぬ。
世界中に光なく
偽りの希望は一条とてない
静寂だけがあり、その中に
私の苦悩が浮かび上がる

穀物は黄金に実り
空は澄み切っていた
1617年、夏のことだ
私たちはさわさわと音を立てる芝生に横たわっていた
肌に触れる彼女の手は
優しく、温かかった

彼女は私を失うことなど想像もしていなかった
そして私も同じことを、私が得たものを信じていた
しかしそんな日々の中、初めてそれは起こったのだ。
彼女は私の腕の中で息絶えた。

もし私が命を掌握していられたらいいものを
私の手の中にあるのは虚無だけだった
私は燃え尽きて 灰になりたいと思った。
もうこれ以上焼けることなどないほどに。

私は高く、より高く上昇し続けよう
そして虚無の深淵に沈み続けよう
私は天使か、悪魔になるのだ
そして何かを得ることなどない、虚無という生き物であり続けるのだ

幸運なことに私は一瞬にしてそれを手に入れた
永遠の苦悩を買ったのだ
全ての希望は空しい
何故ならその希求はとどまることを知らぬ。

いつか地上が滅び 最後の人間も運命を共にすれば
抑え難い熱望のようなこの虚無も、ようやく留まるだろう
巨大な空虚のみが存在する、
この限りない渇望

牧師の娘と私は一夜を共にした
1730年の五月の礼拝の時だ
彼女の白い肌に 私は彼女の血で詩を書き付けた

ナポレオンの連れの中に 皇帝のお付きがいた
1813年に彼はこの城の前に立っていた
彼の死の悲しみに胸を痛めなかった自分を、
私は許せはしない

そしていつも 私が命を掌握している時
私はそれをどうやって壊してやろうかと考えるのだ
私は世界を理解し、全てを知るだろう
しかし自らを知ることはないのだ

私は自由に、より自由になり続ける
私自身の鎖から解き放たれるために
そして私は聖人か、もしくは犯罪者になろう
這いつくばり、嘘をつき、
愛する者と引き裂かれねばならない、
虚無という生物になるのだ

人々は様々なことを我慢しながら
これからはもっと良くなっていくだろうと信じている
私も一時は満足することもあろうが
この渇望がとどまることはない

人々は人間性や 金や名声を信じる
人々は芸術や学問 愛や勇気を信じる
多くの者は異なった宗派の神を信じ、
奇蹟や予言や 天国や地獄や
罪や美徳や 聖書や聖務を信じている

しかし我々を本当に支配している力とは
恥ずべき 限りない
消耗と破壊の
永遠に尽きせぬ欲望である

朝には死すべき者たちよ
私は今、ここに予言する
次の千年が始まる前に
唯一の神、すなわち
終わりなき欲望が降臨し、
全ての者はそれに付き従うこととなろう。


TANZSAAL(ダンスホール)

VON KROLOCK:
兄弟たちよ、このホールへようこそ!
最後に我々が集まった時の食事は農夫だったな、
やつれ果てて青白い男だった。
君達は悲しんでいたが、私は君達にこう言った
「ある年が貧しければ、その翌年は豊かになるだろう」

我等 永遠に生きる者たちは
新鮮な血を食したいという病的欲求を抱いている
我等は満足したことがあるか?

VAMPIRE:我々は満足したことなど一度もない!

VON KROLOCK:
我等に栄養を与えるべき犠牲者達の血の数は増している
我等はこんなもので満足か?

VAMPIRE:
いいや、満足しない!
虚無が我等に満ちて
欲望は休まることがない
なぜなら空虚は我等の内に
毎日目覚めるからだ。
すきっ腹になるかもしれぬという不安は
我等にいつもつきまとう

VON KROLOCK:
だが私は君等に望みを与えよう
私が予言したとおり、一人の客人が登場した
着飾り、その身を闇に捧げる準備を整えて。
夜の瞳を持つ女、魔法をかけられた星の子供、
風のように優しく、私の為に用意をしている
我々の舞踏会に魅了されている!
だが彼女は私だけのもの!

心配はいらない
さぁ 思い出してごらん
昨夜のことは ここ、
私の迷宮の中で起きたことなんだ
そして我等は 二人の輝かしい生贄に
呪いの烙印を押すことを決めたのだ
呪いの!


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