ひとりになって、半月ぶりぐらいに落ち着いた気持ちになった。
僕はどうやら、他人といることがひどくストレスになる人間らしい。 思い起こせば、バイクで人気のない山の中を意味もなく走っていた。 バイクを止めて景色を眺め、意味もなく空を仰ぐのが好きだった。
誰からも 何も要求されない時間。 誰にも 絶対に邪魔されない空間。
一人の時間があるから、他人といることを大事にできる。 そんな気がする。
こうしてじっと考えていると、昔の自分を構成していたカケラが おぼろげによみがえってくる。
ほんと、まっ白だったなあ、自分。人を疑うことを本当にしらなかった。 自分や他人に言い訳をせずに生きていられたことが、素直に懐かしい。 きっとどこかに、そのカケラはまだあって、たまに存在を感じることがある。 いま思えば、あれが僕の中核だったんだろう。
やっぱり、僕の中身は、まだ壊れたままだ。
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