梅雨の終わりに向けて、蒸し暑さが自己主張を始める。 気が付けば7月も終わりに近い。 この一月、私はどれだけ自分の時間を過ごしただろう?
満員電車の汗の臭い。 子供の嬌声。 寡黙に揺られていく人の群れ。 そうして人生の大半の時間が過ぎていく。
昨日と今日にさしたる違いはなく。 同じように一日という時間を消費していく。 消しゴムがだんだん小さくなるように、 私の存在許容範囲が少しずつ刈り取られていく。
「存在する」ことの代償が、日々削られていく寿命なのか。
崩れていく自分をつなぎとめる。 手のひらからこぼれていく現実を、必死に拾い集める。 もうこれ以上、自分でいることができなくなっても、 残った欠片が機能してくれるだろう。
目を閉じて水底に沈むように、意識を沈めていく。
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