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2003年07月25日(金)
何を望む?

梅雨の終わりに向けて、蒸し暑さが自己主張を始める。
気が付けば7月も終わりに近い。
この一月、私はどれだけ自分の時間を過ごしただろう?

満員電車の汗の臭い。
子供の嬌声。
寡黙に揺られていく人の群れ。
そうして人生の大半の時間が過ぎていく。

昨日と今日にさしたる違いはなく。
同じように一日という時間を消費していく。
消しゴムがだんだん小さくなるように、
私の存在許容範囲が少しずつ刈り取られていく。

「存在する」ことの代償が、日々削られていく寿命なのか。

崩れていく自分をつなぎとめる。
手のひらからこぼれていく現実を、必死に拾い集める。
もうこれ以上、自分でいることができなくなっても、
残った欠片が機能してくれるだろう。

目を閉じて水底に沈むように、意識を沈めていく。