タカスペ土曜日の６時公演を観てきました。行き新幹線帰り夜行。
本当は昼前から大阪入りして近代建築ツアーをしてくる予定だったんですが、ここ最近の仕事モードから断念。でも結局、日銀大阪支店→大阪府立中之島図書館→大阪市中央公会堂→あひるとさくっと観光（最後のはなに？）、相変わらずむっさんがんばりすぎです（笑）。
帰りに夜行は初めてだったのですが、これ、やっぱり翌日何もない時しかつかえないね（素）。ちなみに今日は「ドキッツ！管理人だらけのクリパ」でした。詳細はついったーでどぞ。
忘れないうちにそして時間があるうちにタカスペメモ。
［タカスペメモ：ほぼついったーの再録です（笑）］
・ずっと言っていたのですが、やっぱりトップ担になったからには一度ぐらい、こういうイベントに参加したい！ということで、今回はあちこちにご協力いただきプラチナチケット当てていただきましたあざーす！あざーす！。いや、今まではこういうイベントに出ないひとばかり好きになっていたからね（笑）。
・という訳で、土曜六時の友会貸切公演。友会貸切のため客席の空気が異常(笑)。一枚入力制限ということは全員ピン芸人(笑)。開演前のざわめきが一切ない。こえええ！
・拍手も全然入んなくてびっくり！（ＦＣが先導できないから？）（素）。特に元公演わかってると「ここは拍手いれるだろう」てなとこに入らないことにフラストレーション(笑)。私なりにがんばったのですが(笑)。
・そういう私はあまり拍手いれるひとではないんですが、あれはやっぱり客席の空気をつくる力があるのですよ。と最近雪景色ですごく痛感したばかりなので余計に。
・そのフラストレーションが解消されたのが、御大の客席登場のキッチュ。みんな知ってるから拍手しやすいてのもあるけれど、御大自らちゃんと客席の空気をいいかんじにまぜる、て事をしてるんだよね。
・拍手の話ばかりになっていますが（笑）。先述の通り、観にいった理由はナツキさんがトップとして、こういうイベントに参加するのが観たい！なので幕開いた瞬間に並びたつその姿にうっかりぶわっ！と泣きそうになったのは事実なので隠しません。
・でもその次の瞬間「歌詞を忘れそうになったのをあわててごまかした」のがありありとわかり、涙もひっこみました。チカちゃんしっかり！ （笑）。
・でもそうやって、ちょっと抜けてるところ（！）(他にもケアレスミス多かったんだよね)に私は心底安心したのですよ。なんだか最近のナツキさんは本当に走り続けすぎてて、心配というか、正直怖かったんですよね。なので雪組コントが（主にナツキさんのせいで）盛大に滑っていたのもオールオッケーです！いやだってオチなのにオチてないよナツキさん！（笑）。
・自担の話は一旦終了。
・その他観ていたところ。れみれみがぐっと華やかになった気がする。御大の風の錦絵のバックで踊っていた時がおきゃんでキュート！ピンクのおドレなのに、江戸の町娘にすら見えた。なんか振り付けで、客席に指差しかくにんー！てのがあって、ずぎゃんとハートを射抜かれた！
・みなこは公演ごとによくなるなぁ。出てきた瞬間「あ、また変わったな」と思う。若い子の成長ってすばらしい。れおんと組んで踊っていたのがサイコーにカッコよかった。でも動きが他のトップ娘と比べて妙に縦ノリなのは気のせいか（笑）。かわいいけど。色んな意味でやっぱりとなみの血が流れていると私は思う。
・ジャンクション24で踊るひーたんが「私のみたいあやなおと」で嬉しかったです。ひらたく言うとエロくていい！
・涼さんの「ルポワゾン・愛の媚薬」がたまらんかった。相変わらずメイクもたたずまいもフェミ寄りなのに男前。いっそ(BL文脈的に)女豹は涼さんてことで！
・「そして、今」で世知をピンどっていたのは内緒です。下手で片膝ついて静止（ほかの人の振り待ち）をしている佇まいがなんとも言えずよかったのですよ（そこまで見ているのか）。でも同期（ちー・べにー）に挟まれていたときには「ちっちゃ！」とびっくりしました。
・そんな世知らに囲まれて「そして、今」を歌う輝に、限りなく昭和のにおいを感じます。ひらたくいうと、なんかもっさりしてきたなぁ（でもそこがいい）
・そんな輝とユミコ氏が並んでいるのを不思議な気持ちで見ていました。水５の時は絶対並びで観れなかったんだよね。今年、ゆなひこ君へのプレゼントに「てるゆみこ画像」を懸命に探した時に「そもそもこの二人、あんまり並んでないよ」と気付いて諦めた故事を思い出しました（どうでもいい）。
・ゆひすみいいね！カサブランカ、チケ買い足そうと思いました。しかしすみかが公演コントでなりふりかまわず飛び込んできた時には「芝居バカだなぁ」とニヤニヤした！
・まったり始まった御大とトップ３によるクリスマス抽選会。プレゼントで出ていたふぇいらーのタオル二種を突然「いしさんならどっちを選びますか？」とふるナツキさん。考え込む御大、今まさにれおんが当選番号をよみあげようとしていたのにナツキさんが流れを止めた！(笑)
・それに気付いた御大が「あ、そっちはそっちで進めてて」的にれおんを放置、むりだってー！(笑)。で、元凶のナツキさんは「あたしならこっち」てその後口パクでゆってた。誰もお前に聞いてない！(笑) 。
・てゆうかもうそれが「彼氏に服を選んでもらう」にしか変換できなくなってまさかの轟水イベントが発生。「どっちでもいいよ」「え、あたしならこっちだけど」「じゃあ聞くなよ」
・タカスペは、年に一度の組を超えた大かけざん大会なんだということで私の中では満場一致しました（いい笑顔）。
・今回のMVPは彩吹男爵センターの黒燕尾ボレロです。あれだけで見に行った価値がある！もちろんさこに今の感情過多があるけれど、それを抜いても、男爵の燕尾の背中が美しかった。
・正直、一幕の時にはすごくげっそりして見えちゃって、ああああ大丈夫かなぁと心配したのですが、二幕からがすごかった。男役・彩吹真央の輝きというか。その笑顔が眩しいなぁと思った。こんな事を言うのはおこがましいのですが、多分、一番しんどいのはユミコ氏なんだろうなぁと。自分自身の気持ちと周りの人の気持ちを背負って。それでも笑っていたユミコ氏の強さに正直救われました。やさしいことはつよいこと、つよいから、わらっていられるんだな、と。
・自担の話に戻ります。
以下痛いので下げておきます。
・ナツキさんがすみかとのデュエットで歌った「夢人」。まあしょっぱなから歌詞を忘れて作詞するという、それがナツキクオリティ！な技を披露してくれたのですが（しっかり）、ここが一番私的に響いてしまって……。
なんかね、「夢を作ってみませんか、花少々と星みっつ」と歌うナツキさんが、すごいきらきらして見えてしまったんですね。それに「あ、この人、本当に『花少々と星みっつ』で夢をつくれると思っているんだ」と感じたというか。この人、まだ夢（タカラヅカ）をつくることを諦めていないんだ、と思って。
今回の事をナツキさんがどう感じているかなんて、私はナツキさんじゃないからわからないですが、しんどくないわけない。でもこの人まだ「諦めていないんだな」と。それは、ずっと「諦めない」と言い続けてきたナツキさんと重なって、GINGERで「大劇場を毎日いっぱいにするのが夢。この時勢に大変な事だとはわかっているけれど、私はそれを諦めていない」って言っていたナツキさんも思い出して。ああ、じゃあナツキさんが諦めていないのなら、私も諦めないでいなくちゃな、って。
最後にリフレインで繰り返される「作った夢は消えません」。
今回の事でずっと思っていたのは、「じゃあこの気持ちはどこへいってしまうの？」でした。それはユミコさんがタカラヅカを思う気持ちだったり、ユミコ担がユミコさんを思うきもちだったり、特にファンではなくてもユミコさんを思う気持ちだったり、タカラヅカファンが宝塚を思う気持ちだったり。そういう色んな気持ちっていうものが、今回一気にひっくり返されて、じゃあこの気持ちはどこに行けばいいの？誰の立場でも誰の気持ちでも、そうやって行く先を見失った「気持ち」が見えて、それがむなしくてやるせなくて。
でも「作った夢は消えません」。そして「心の翼」で歌われていた「ふれた心、思いは、残るのだから」と。そうした気持ちは、絶対に消えないものなんじゃないかな、と。残っていくものなんじゃないかなと。目に見えないものだけど、形にならないものだけれど、今はそれをどうやってもっていけばいいか、どう扱えばいいかわからないけれど、けれども最後にはちゃんと残っていくんじゃないかな、と。たとえばアクアコンの時に感じた、あの気持ち。舞台と客席でかわされたあの気持ちは、想いは、まだ私の中にちゃんと残っているもの。
だから「作った夢は消えません」。
今は、それを信じていきたいと思いました。
