| 2007年08月24日(金) | ||
| 千のプリンを喰う少女 | ||
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いやでも紫君で姫川亜弓でもいいかもしれない(昨日のネタをひきずっているのか)。そしたらあの二人で「二人の王女」が見たいでーす!「わたしはアルディス、まる(違)の女神」(笑)。紫君にオリゲルドはハマると思う。ちなみにこれはぴったり配役でも妄想配役でもましてやみらゆかブックマークでもありません。男子校の文化祭の出し物です(ええ?)。 博多座メモ、ラストスパート。 [星組メモ:というわけであかかれいさんの話] 割と今回素で紫君にほれぼれとしております。 ゆかマックスはすずマックスより更に徹しているという感じでした。終始浮かんだ言葉は「edge(エッジ)」。ピンと張り詰めた糸の上、いっそ怜悧な刃の上に。そのシークレットのためには全てのものを排除しているような。クールで、冷酷。それなのに「家族」には甘い笑顔もやわらかい表情も見せる。逆に言うとそこしか心を許せない、みたいな……わかりやすく萌えました。あとほんと男役として地に足がたってきたなぁ。線が細いことも背が低いこともまったく気にさせない。男役としての「個」と説得力。いい、紫君いい。 しかしそんな紫君にメロっとしてしまったのがショーで見せられた笑顔。……え!この人こんなに愛嬌のある人だったっけ?美人、ではなくて「かわいい」と思ったのは初めてです。今まで見ていなかっただけなのかなぁ、あの笑顔は素敵でしたな(素)。 あ、あと感心したのは「プリンセスー!」を外していなかった事。何回見ても面白かった、って三回しかみていないけれど(笑)。いや、逆に涼さんは楽近くはやっぱりやりすぎ感がちょっとあったので、それがなかったのはよかったかな、と。あれがおかしいのは正に「徹して」いるからだと思うんです。徹しているからちょっとのほころびが誰にでも(ここ重要)面白い。余談ながらここの紫君は歌舞伎の見得切りみたいだなぁと思っていました。多分、美人は何をやっても面白いんだと思う(笑)。 余談ながら、今回の旅のお供文庫は「夜ピク」だったんですが(行きの飛行機の中で熟読)。いやもうどこの戸田忍がいるのかと思った……!最初に「夜ピク」を読んだ時、ゆかにどんぴしゃりの配役だと重いつつ、それは「紫君の本質はこうだよな」という印象に近かったんですね、それが今回はもうまさにドンピシャリだった。友達思いの気のいい奴…(誰かこのみらゆか者をつまみだせ!)……まあなんというかちょっとあやかれいさんへの印象がまた変わったなぁと。 [星組メモ:その他おもいつくまま順不同メモ] ・そんな感じに涼さんにマリーノにしぃちゃんに紫君に夢中だったのですが、今回の博多行きで何が一番面白かったかというと「本気で天緒っちに堕ちそうになった」事でしょうか! いや、初見で自分でもどうかとおもうぐらいに天緒っちにやられました。 そもそもはキャリオカでつい過去の習慣で(笑)大百ポジを見てしまったら、そこが天緒キンペア(濃)。その天緒っちがもうデラかっこよくてね!え?私の次のご贔屓って天緒っちなの!伏兵すぎる!と一人恐慌状態(笑)。まあ二度目に見たらちょっとその衝動は収まったので、多分何か磁場が働いていたんだと思います(笑)。でも素敵よ天緒っち。彼のキャリオカの何が素敵だったかと言うと、キンさんと組んで踊っているときに、時折くっと、顔を近づけるところなんですよね(誰も見ていない)。向かい合って、互いの首を互い違いに合わせるように近づくとき(伝わるかなぁ)、ほんとくっと、顔をちょっとだけ余計に近づけるんです。うわーうわーうわー!ものすごく踊れるとかそういうのではないとは思うんですが、なんというか天緒っちの黒燕尾にはドラマがある(素)。あとピンで黒燕尾で踊っているところも素敵でした。なんというか「黒燕尾は俺の戦闘服」みたいな軽快さが(真顔)。 っていう話をおごりんに訴えたら「うん、天緒はよい男だよな!」との返事。うんうん、そのニュアンスすごく適格だ。いい男、もっというなら「よき男」。私が京都の舞妓だったら「ええおとこはんやなぁ、うちほれそうになてしもたわ」という事必定です(方言つかうの禁止)(笑)。 ・そして今回も言いますが、やっぱり美城君の黒燕尾が素敵でした。やりすぎない、はみでない、しゅっとしてて素敵。 ・今更なんですが「和涼華がドS」という事に気付いてしまいました。い、いぐなしおで油断していたらなんですかあのショーでのドSっぷりは!(震撼)。きけんきけん、たれめでどえす、きけんきけん!(警報発令中)(笑) ・あとかっちゃんの娘役親和度の高さに驚きました。あの人誰とでも似合う!総受本作りたい!(そこか) ・博多でもヒゲギャラクシーが生き残っていて嬉しかったです。でもなんか余りにもヒゲが似合いすぎていて、他の場面になると「ヒゲ忘れているよ!」という気分になります(笑)。ガイチクレマン教授のメガネと同じ文脈で褒めてます。 ・芝居のバイトっぷりに初見時に全てのエネルギーを吸い取られた気分になりました。しぃちゃんのバイトはほんとおかしすぎる。あと「カリブの休日」に出ていた涼さんのガラシャツが昭和のポット(notゆーほ先生)の柄みたいですごく気になる(笑)。 ・大輝真琴君の子ダグ……新公の方がじょうずだったと思いました。もといものすごくウザくなっていなので、あ、あれはこだまっちの演出なんだな、とわかりました(本公演のきさらぎ君もすごいウザすぎた、と今更言う)(小声)。 ・ニコラスアルバート親子がコミカルになっていた。これも物語の軽重がおかしくなった原因かなぁ。当人たちがどうこうではなくて、演出的な意味でね。 ・でもしゅんちゃんが可愛かったです(きゅー)。 ・船上パーティの王室の方々の「作戦」が非常にわかりやすくなっていました。あ、やっぱりあの「キンさんが突然麻尋君をぶんまわすように踊る」は、「作戦」で良かったんだー。 ・話題騒然のお魚ロケット。エレナ様の胸に目を奪われがちですが、何気にあそこのとうあすがあまあまで好きです。ところで「ごらん魚たちがあそんでいるよー」と魚たちを導くように手を差し出してぐるんとしているダグに「あ、撒き餌をまいている」と思ったのは私だけじゃないはず。 ・ストリートミュージシャンのひかちゃんのヅラはどう見ても高木ブーの雷様でした(笑)。美城君のヅラも大いにツッコみたい(京本政樹?) ・カンカン帽のところの麻尋君の帽子遣いが、ちょっと拙いように感じました。ど、どうしよう!何でもそつなくこなすコなのに実は小物使いが苦手っていう設定だったら!(設定、て)。 ・とある回のドンキホーテで、最前列から3列目まで身体を乗り出して握手をしていた涼さん。どこの候補者だ!(笑) ・明日へのエナジー。マイ楽に号泣しました。うまく言えないんですが、あの「さあ羽ばたこう」と活きる喜びを歌い、愛を歌い、「さえぎるものはない」と未来への希望を歌い……あのどこまでもまっすぐな歌詞に、でも大人の私には生きることはそんなにたやすくない、宝塚ってきれいごとだなぁ、とうっかり思ったんですね(いやな大人だ)。でも、それでもあの舞台に立っている人たちがありえないぐらいにキラキラしてその「きれいごと」を歌ってくれている、語りかけてくれている。現実はそんなにたやすくない、それでも、でも。あそこには本当に純粋で、ありえないぐらいなんのまざりけのないものが存在していた。それでも、そんな私の覚めた気持ちを塗り替えるイキオイのパワー。泣いた、すごく泣いた。なんだかしらないけれど、すごく嬉しかった。タカラヅカって本当に素晴らしい。きれいごとじゃなくて、そう思いました。 ・とうあすの最後のデュエットのあすかちんがほんとうに幸せそうでしあわせそうでしあわせそうでしあわせそうで(エンドレス)。ちなみにここ、2階席以上から見ると、舞台上に星が写されていて綺麗なんですが、その星の形が私にはどうしても金平糖にしか見えませんでした。なーんだ、舞台でも製造されているからあたしやってもいいんじゃん!(よくない)。 ・何気にまりえちゃん初エトワールですよね?なんだかそれも感慨深かったです。 やっぱりコネタ系は時間たつと鮮度が落ちますな。 そんな感じで博多トーク終了。やっぱり星組が好きすぎる自分。 |
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