| 2006年08月27日(日) | ||
| あの人、シューティングスター | ||
|
[経過報告] とりあえず事情とか。 ボケきれてないんですが、事実は事実なので淡々と、というかだらだらしてます。 この週末はムラに茶会合わせで遠征だったんですが、実は木曜日から土曜の夕方まで会社にいました(2徹)。 いやある程度状況から覚悟できていたんで、そんなには凹まずに、それはそれこれはこれで水曜日ぐらいから淡々と色々キャンセルしてました。まあ、これで行けなかったとしても、それはそれでネタかなぁと。「同情するならネタ(公演感想)をくれ!」とか「捕り物にが芸がなくてはならねぇ、おいらはあっちからくるのを待っているんだ」(卯之助コス)とか「アタシもう三十路だもの!オトコを追いかける恋なんてしないわ、あっちから来るのを(東上するのを)仕掛けるわよ!」(……何キャラ?)とか、そんな感じにネタになるからいいかなぁと思ってました(そういう事考えなくていいから)。 でもまるきり諦めたわけでもなくて、もし土曜の朝に終わったらそのまま行って午後公演ぐらいからなら観れないかな、とかお茶会から参加とかできないかなとか色々考えてはいたんですが、結局金曜日の時点で土曜の予定は全てキャンセル。土曜の朝に会社から飛行機のキャンセルを連絡しました(笑)。 で、ようやく土曜の夕方に開放。今回の徹夜はほとんど寝てないのでほんとしんどかったんですが、でもまだ心のどこかで明日朝イチでムラにいけないかなぁ……と。冷静に考えればそんなのすっぱり諦めて、一日家で休んだほうがよっぽどいいんですよ。二週間ぶりにやっと取れた一日の休暇、そこに至るまでも徹夜だったり終電帰りだったりタクシーだったり、そんな状態なんだから、休むのが普通は先。そもそもまだ東京の公演だってあるんだし。それに前回のバウコパ遠征で無理をした時思ったんですが、やっぱり身体は三十路女子な訳だからもうむっさんオトナなんだからそういうやんちゃしちゃいけないよな、と反省したばかりだというのに。 でもね、どうしても行きたかった。ここで行かなかったら後悔すると思った。冷静に自分を分析して、今の精神状況なら行っても大丈夫だと思ったんです。やんちゃでも無理でもなく、想定内に自分の為に……って書くと言い訳がましいですが(笑)。 で、朝イチで新幹線でムラに。ところが今度はチケットが無い。元々チケットを持っていなかった唯一の公演だったんですが、どうやらサバキも厳しそう……と無理を承知で現地にいるちゃらさんにお願いしたら、涙ぐましい努力の結果チケットを調達してくれたんです。なんだかすごいドラマがあったようなんですが(詳しくはあちらででるかと)、これはもう感謝してもしきれないです。譲ってくれた人にも感謝を。チケットそのものもそうなんですが、あの炎天下でサバキ待ちに立たなくて済んだだけでもどれだけ身体が楽だったか。退団者メイトが退団者メイトに甘えてどうする!ってとこなんですが、今回は思う存分甘えさせてもらいました、ほんとありがとう(私信は他所でやれ)(いやここでも感謝を伝えたい)。 というわけで、どうにか一回観劇して、帰りは元々取っていた飛行機で帰宅。ウチについたのが7時過ぎ。そんなに身体が疲れていないのは、まあ気が張っているせいだとは思うんですが、行きの新幹線でも帰りの飛行機でも爆睡していたからだと思います。持論として、乗り物の中の睡眠は睡眠時間には入らないと思っているんですが、今回みたいに睡眠リソースが徹底的に欠如していると、ちゃんとこんな寝方でも身体がその睡眠を使って復活しようとしているんだなぁと。明日になったらドカンときそうで怖いんですが(笑)、割と今は楽なのです。 と言うわけで、そんな感じに行ってきたんですが、行った甲斐がありました、すごくあった行ってよかったー!(絶叫) 前置長くてすみません。 [愛するには短すぎるメモ] いい公演でした。 一言で言えば「久しぶりに正塚先生の『大劇場』(ここポイント)作品がみられた」と「ようやく「安蘭けい」が見られた」の二言につきます(増えているよ)。 公演に関する分析はどうせ東京でやると思うので割愛しますが、退団者メイト的にぐっときてしまう以前に、正塚作品特有の「命の賛歌」「生きることへの賛歌」が見られたことに感動しました。ああ、正塚先生は「生きる」という事を書くことが上手いなぁと心底思いました(同じ文脈で言うと、大野先生は「時間(瞬間)」を書くのが上手い作家だと思う)(話が逸れた)。 トウコさんには関してはね、もうこういうのが見たかった、ずっと見たかったのよー!トウコさんに萌えとかネタとか抜きで対面できたのが本当に久しぶりだなぁと思ったんです(えええー?)。いい二番手だったし、ワタさんとの対比も良かった。なんというか久しぶりに「カッコいい……っ」って一番最初に思えたというか、ちゃんと男役安蘭けいがみられたというか、何の変換もフィルターもなく、そう思えたというか……って書くとあんた今までどんだけ安蘭けいさんを歪んだ視点で見ていたんだと思われそうですが(笑)。 ★その他、ウチ的にはずせないところ。 ・涼さんがいい。取り乱す涼さん、という涼さんが新鮮で面白かったです。上手くいえないんですが、いや、一言で言えるのですが涼さんの今のたたずまいはとてもいいと思います。変わったよあの人。でもエロいのは相変わらずです(笑)。 ・ふありのメイドコスにぐあんぐあんきてしまいました。そしてふあひよが成立したので、これで堂々といじれると思いました ・しぃちゃんは相変わらずしぃちゃん、すっこーんとまんましぃちゃん。でもあれはまんまじゃなくて、作られたものだと(正塚先生が作ろうとしているもの)だと思います。これも東宝で再検証、と。 ・ロムっ娘ちゃんオススメのどい爺がかわいかったです。 ・初見で大真くんを見るのに一生懸命だったんですが、それでもエレナ様のスリットにはクギヅケでした。 見ていて何度かぐわっと泣けてしまったんですが。そこが退団を思わせるような数々の台詞じゃなくて、みんなが避難訓練しているところとか、ワタさんとトウコさんがかけあいしながら銀橋をわたっていくところとか、そういうなんでもないところにぐわーっとどうかと思うくらい泣けてしまった。なんというか今このメンバーが揃っている星組というのがたまらなく愛おしくて、それが幸せなのに泣けてきてしまった。星組がワタさんで、ワタさんが星組なんだなぁと、そういうものになんだか泣けて泣けてしょうがなかったんです。 出会いは別れの始まりで、別れは出会いの始まりだと言う。 きっと別れを経て最初に出会うのは、新しい自分だ。 その人を得て、その人の別れて、そこに残った自分は新しい自分なんだと。 元に戻るんじゃない。新しい出会いがそこにある。 そんな事を思いました。 [ネオダンディズムメモ] おおまくんしかみていません(自己申告)(言わなくてもわかる)。 ★でもウチ的にイジルべきところ ・涼さんがいい(また言うのか)。なんつうか、エロかわいいとでもいいましょうか?(もしもしー?)対娘役戦が変わったなぁと思ったのは私だけでしょうか?プロローグで蒼乃夕妃ちゃんと組んでいたところででれんでれんに甘やかしていたのが面白かったです。涼さんはまず自分が先に来る人なので、ああいうのは珍しいと思うのですが!が! ・どいちゃんが第二次性徴を終えた模様です(もしもーし!)。ああ、これなら伝わる、私が「かわいいだけじゃないのよ!」とか「どいちゃんは攻なのよ!」と言った事が伝わる、と安堵(するな)。いやー、えげつなくなってきたなぁ(誉め言葉)。ガウチョの場面はどいちゃんしか見ていませんでした(笑)。 ・お芝居ではまったく見つけられなかったマリーノをショーで見つけてほっとしました(笑)。ちょっと太った?でもいまぐらいがいいなぁ。相変わらずやりすぎで、相変わらずコドモみたいな人でした。 ・そういえばプロローグで娘役が盆で座ったままぐるぐる回るところ。順番がうろ覚えなんですが、星風→百花→涼乃→毬乃→柚長という順序でぐるぐる見てしまい、胃もたれが(笑)。これぞ星娘、これぞ星娘クオリティー! [ダブルピーチ] あちこちで話題になっている「今回の大百大量生産、小郷さんが劇団に金を掴ませたんじゃね?」疑惑ですが、本当の事を教えますね。 アレ、実は六実さんが黒魔術で祈りをささげたせいなんですって。 満月の夜に聖水に浸したピーナッツを鼻の穴につめて飛ばすと願いが叶うんですって。 って言ったら信じてもらえるんじゃないかってぐらいの大百でびっくりしましたー!(つうかその黒魔術はなんだ) いや話には聞いていたけれど、ありえないありえない、126回ぐらいは「これ、大真くんだよね」「これ、百花さんだよね」と……。もう見ながら「やだ、どこのベストカップルよう!」と……いい大百だった。 いろんな大百がありますが、そのどれもを大真くんがちゃんとキャラ替えして参戦していることに感心。あと百花さんがほんとかわいくてねー、かわいくてねー。 一番好きなのはキャリオカです。でも何気にショーチームでちらりと絡んでいるだけでも幸せだったりします。いやー、ほんとありえない。ほんとありえへんわー(ちょういい笑顔)。 とはいえ初見なの8割ぐらい「うわ!」という感想で埋まっています(笑)。詳しくはまた東京でイジります。 [大真当番日誌] 流れ星に願いごとをすると願いがかなう。 そう聞いたゆかり君は、ある晩夜空を見上げて流れ星を探していました。 「あ、流れ星だ!」 でも眠かったこともあって、うっかり願いを唱えそびれたゆかり君。星はどうやら学校の裏山に落ちた模様。じゃあその星を捕まえようと、虫取り網をもってお母さんに内緒で、夜の学校にいきました。 ところが、おちていた星はなんだか頭にみっつ星をつけた顔で身体も星型の、なんともいえない生き物でした。でも一応「ひかってやがる!かがやいてやがる!」ので、さっきのながれ星のようです。 「お前、なんだ?」 「ぼく、みらん星人」 「はぁ?」 「お空から落ちちゃったから、これからゆかりの家の子になるね」 「はぁ?」 「それにどうやら僕は君の事を気に入ったようなのでね」 「はぁ?つうかお前その形でおじさま口調にするな!キモい!」 しかたなく、ゆかりくんはそれをおうちに連れて帰りました。どうやらお空に帰れないのは本当のようです。ぽーんと放り投げると、そのままゆかり君の頭の上ぐらいにとどまって、ふわふわ浮いていますが、そこから上にはいけません。 「やっぱりお空に帰れないよ」 しくしく泣き出したみらん星人。ゆかり君はちょっと同情しました。まあ、そういうことならうちにおいてやってもいいかな……ちょっと気持ち悪いけれど。 「おや、どうやら君も僕の事を気に入ったようだね」 「だから!その格好でおじさま口調になるな!キモ!」 かくして、みらん星人はゆかり君ちの子になりました。でもお星様であることがバレたら大変。昼間はゆかり君と同じ小学校5年生「大真みらんくん」に化けて一緒に学校に行くことになりました。夜になると 「むみゃむみゃもう眠い」 と、変身がとけて元のみらん星人の形になって、ゆかり君の部屋にぷかーっと浮きます。部屋の電気を消すと、その光がぽうっと浮かび上がります。 「明るくて、眠れないじゃないか」 けれどもゆかり君はいつしかその星明かりを見ながら眠ると、何故か安心して眠れる事に気付いたのです。そういえば、いつも寝つきが悪かったのにな、変だなと思うゆかり君。よく眠れるようになったせいか、いつも低血圧で起きれなかったゆかり君が遅刻をしなくなったと学校のみんなもびっくり。でもコレはよく眠れるようになったからというよりは、毎朝、みらん星人から「大真みらんくん」に変わった大真くんが 「ゆかりー!おはようー!今日もいい天気だぞー!はいじゃあ元気よく朝の体操ー!『ぞうさーん』『おさるさーん』」と叩き起こすからです。 まったくいい迷惑だ、と思うゆかり君。けれどもそんなみらん星人との生活が当たり前のようになっていったある日のことでした。 いつものようにおやすみなさい、と電気を消すと浮かび上がるみらん星人の星明り。けれどもそれがいつもより高い位置にありました。あれ?と思っていったら日に日にみらん星人は高い位置にとどまるようになって、そのうち天井に張り付くように眠るようになりました。 もしかして、と思ったゆかり君。踏み台を持ってきて、天井に張り付いたみらん星人を手に取りました。 「ワシの眠りを妨げるのは誰じゃああああ!」 「キャラ立てはいいから、つうかなんだそのキャラは」 そして、ゆかり君は窓を開けてみらん星人をぽーんと上に放りました。いつもなら、ひゅーっとおちてきて、目の前にぷかぷか浮くはず。けれどもみらん星人はひゅーんとそのまま空の彼方へ行ってしまいました。……そうだよな、忘れていたけれど、あいつ星だったんだよな。驚くよりも突然の別れを悲しむよりも、なんだか妙に納得したゆかり君。その時 ―いままでありがとう、ぼく、ゆかりのこと忘れないよ、これからもずっと見てるよ、四六時中みているよ、どうやら僕らは相思相愛のようだからね 「見なくていい!つうか俺の脳内に話しかけるな!だから中途半端におじさま口調はやめろ!」 ―えー、つれないなぁ。じゃあもう一回流れようかなー 「いいから!いいからもうおちてくんな!」 そしてみらん星人の声は聞こえなくなりました。やれやれと思ったゆかり君の目には涙が。 「……」 変な奴だったな、なんだか変な毎日だったな、と思う。 でももし今度、流れ星を見たら、きっとゆかりくんはこう願うでしょう。 「もう一度、あいつに会えますように」 おしまい 中途半端でごめん!本当は「ぼくのながれぼし」という絵本風にするつもりだったんですが!が!が!(いやそれ以前の問題だよ?) 原案はちゃらさんです(ええ?あたしそこまで言ってない!)(超困惑顔)。というわけで引いてもいないしスルーもしていません。むしろコレですよ!(笑) ちゃらさんが挿絵を描いてくれるなら、あとでちゃんと推敲しようと思います。そして冬コミで売ります(嘘つくな)。 「あの人、流れ星だったんじゃないか」 そんなちゃらさんの言葉を聞いて、そしてショーの流れ星の場面を見て、あそこ、大真くん出たり入ったり出たり入ったりするじゃないですか、それが私は流れ星に見えたんです、星が流れていくように見えたんです。でも何度も何度出てきた。そして消えるたびに「ああ、これでもうみえなくなったらどうしよう!」と思って、流れる度に「また見れますように」と…………(恥ずかしくなってきた)。 ま、まあそんな経緯があってコレが出来たわけです。 あ、大まみらん君(小学三年生)とは別キャラです(この期に及んで新キャラか)。大真みらんくんはゆかり君のイトコという触れ込みで学校に通います。星の子故に何でもできるスーパースターになる訳ではなく、「あいつどっかずれてんな」的な感じで。給食に出たプリンに「この世にこんなおいしいものがあったなんて!」と大感激。以来、給食のプリンの日を楽しみにする大真くん、そんな大真くんはある日ゆかり君のおかあさんと一緒に行ったスーパーで愕然とする「プリンがたくさん……」どうやら大真くん、プリンは給食でしか出てこない食べ物だと思っていた模様 「なんで早く教えてくれなかったんだよー」(ゆかり君をポカポカ) 「……」(こうなる事がわかっていたので黙っていた) 今、ゆかり君ちの冷蔵庫はプリンで埋まっている。 (やばい、いくらでも漏れる) すみません、真面目に観劇感想を書こうと思ったんですが(笑)。 とりあえずお芝居もショーも感無量としか言えません。もしかしたら実際に観たら泣くかな?と思っていたのですが、いつも以上に大真当番活動を満喫してきました。 そういえば何人かのロムっ娘ちゃんに「六実さんはずいぶん早く(大真くんの退団について)潔くすっきりしちゃいましたね」と言われたんですが、ただそれはメイトしての自分の立場について潔かっただけで、当の本人に対してはまだま潔くはないかもしれません。やっぱりすごーくすごーく寂しいです。このままいたらリアル大真のおじさまがたくさん観れたかもしれないし、もっともっとお芝居をする大真くんが観られたかもしれない、きりがないけれどやっぱりそう思います。 でも今はそれ以上に、あの人を観られるのが嬉しいんですよ。いまこの瞬間あの人を観ていられることが嬉しいんですよ、ちゃんと退団という節目に立ち会えることも嬉しいんです……すみません、マジ語りするつもりなかったんですが(笑)。とりあえず、今はまだ(ココ重要)そんな気分なんです。今はまだ(ココすごく重要)(笑)。 ごめん、みんな知っていると思うけれどやっぱり言わせて。私大真みらんくんの事ダイスキなんだ……!(新ネタ投入)(もういいから) というわけで、明日からまた仕事です。今回はなんというか激務というか酷務?正直、もうどうにもならない状況までなっているんですよね。でもどうにもならないからと言って止まるわけじゃないんです。だから、進み続けなくちゃならない。 こんな話ばかりしていると、多分すごく心配されていると思うんですが、でも多分大丈夫。なんかね、今回のしごとまつりは違うんですよ、いつものしごとまつりなら自分の身も心も嵐のようになってうわーぐわーって過ぎていくんですが、今回もやっぱり嵐のようになっているんですが、どっかに、頭の端っこのどっかに十円玉ハゲぐらいのサイズのそこだけ冷静な部分を感じているんです。上手く言えないんですが、立場が変わったこともあるのかもしれないし、ようやくここにきてここ二、三年ぐるぐるしてきたところから抜け出そうとしているかもしれないし、あるいは単に脳内麻薬でているだけかもしれないんですが(笑)。いつもよりこうやって具体的にここで話しているのも、その表れで。だから今はその波にのっていきたいというか、「大丈夫」な自分を信じたいというか。……まあ、一言で言うと『納品するには短すぎる』(笑えない)。とりあえず今月末が一応の納品日です。うわー!まさに四日間だよ!という訳でネタ変換できたところで、またしばらくもぐります。では。 |
||
|
|
||
| BACK INDEX NEXT | ||