2006年06月04日(日)
君ら甘い関係ですね。


 つるっとバウコパ遠征行ってきました。
 今回は観劇スケジュールを詰めた割には、観劇以外も充実してました。主に食で(笑)。気がつけば遠征中3食がベーグルでした(それ別に遠征しなくてもできるから)、あとずっと食べ損なっていたねぎ焼きを食べ、あと初めてツマガリのケーキ食べたんですが美味いねアレ!(好きなものをあえて言うなら甘いものとお酒の人)(笑)。帰りに友達と自分への土産に焼き菓子買ってきたんですが、がまんできずに帰りの新幹線の中で完食。あ、あとカラオケもしてきました(もりだくさん)。
 帰りの新幹線と言えば、車両の最前席だったのですが、壁にAC電源がついていてびっくりしました(携帯充電させてもらいました)。
 ちなみに今回は夕雫嬢(ひとつ大人になりました)と一緒に泊まったのですが、一緒に泊まった癖に観劇では一度も一緒になりませんでした(笑)。バウとコパでどうオーダー組むか今回割と悩みますよね?で、今回の私のオーダーは土曜バウダブル日曜コパダブルでした。採点するなら「85点」(ひかちゃん声)と言ったところです。




 いつものごとく後入れ先出しでいきます。
 ネタバレしてますよ。



[コパコパメモ]

 正直、脚本的にぬるいなぁというのが、初見の時の途中までの感想です。いや、個々に食らいつくべきポイントはあるんですが、それがすごく楽しかったりもするんですが、全体を見ると「ぬるい」。すごく間延びしたショーを見ている気分になりました。あと翻訳というか、日本語化の処理がうまくいっていない気がします。つうかアレ二重構造する必要ないよね?解説を読んだときに「?」と思ったんですが、ああこういう内容ならああいう解説になるよなぁと。じゃあ、二重構造をやめればいいのかというとそうではない。仮に二重構造をやめて「トニーとローラの物語(ミュージカル部分)」を引っこ抜いたら、ちょっと見れたものじゃないよね……なんというか、そのミュージカル部分がぬるくてつたない。
 が、一番最後に、スティーブンの元に「ミュージカルの中のひとたち」が次々と現実として現れて、サマンサに「もう二人を離れ離れにはさせないよ」と言った時に、ああ、って思ったんですね。これ、「スティーブン(現代)」と「スティーブンが作ったコパカバーナ(ミュージカル)」という二重構造というよりは「スティーブン(現代)」と「スティーブンの妄想」とした方がわかりやすいかと。もっというと子供の妄想遊び、ごっこ遊び。おままごと。だからミュージカル部分がなんか中途半端なんじゃないのかなぁと。子供が一生懸命考えた、自分の中ではめまぐるしくくりひろげられている「妄想の世界」。「ママ、あのねあのね」と言って子供が話す作り話はむちゃくちゃで、とんちんかんで。登場人物をつくったつもりが、それは皆現実の周りの人だった。冒頭でノリノリで「コパカバーナ」の構想を練っているワタさんが、なんだか子供みたいなワクワク感を示していたんですね。結婚五周年なのに、もう大人なのに、そういう子供の心のままみたいなスティーブ、そんなスティーブをやさしく見守るサマンサは「またあなたの夢にでてくる女の子の話?」と、そういうスティーブを妻としてではなく母として受け止めている。そして最後に「私があなたの夢の中の女の子なのよ」と子供を諭すように。「コパカバーナ」の中でトニーとローラを離れ離れにさせることは、僕ら(スティーブとサマンサ)を離れ離れにさせることだ、それは駄目だ。ごめんねローラ(サマンサ)、僕はずっと君と一緒だから。トニーとローラのハッピーエンドが、最後尻切れみたいにローラがいなくなったところで終わったのは、スティーブとサマンサのハッピーエンドが真のハッピーエンドという事なんじゃないかなぁと。
 と、思ったら割と二重構造も「ミュージカル」部分のつたなさも納得できたというか。いっそあのミュージカルがスティーブンの子供みたいな妄想(「ママ、あのねあのね」)からきたかと思うと、ちょっといとおしさすら覚えてしまいました。
 相変わらず伝わりませんな。

 でも今回一番の問題は「歌が聞き取れない」ことだと思うよ?何歌っているのかわからない、これは初日開けてすぐっていうのと(本当はそうであっては欲しくないのだけれど)、梅芸の構造上の問題かな……今回、演目と小屋があってないっていうのは強く思いました。


[コパコパメモ:小メモ]

 そうは言っても見所もツッコみどころもたくさんあります。うん、むっさん星組メイトだからね(キラキラ)
 おもいつくままに。

・間延びしたショーとは思いつつも、やっぱりショー的な部分は楽しいです、幕開けのラテンラメラメメラメラ(笑)に一気に高揚しました。

・とにゃみのローラに「そうだよな、この人ブレンダやったひとだよな」と思い出しました。楽にむけてどんどんひどくなっていきそうで(誉め言葉)楽しみです。

・ももかさんはコパガールになる為に生まれてきたような人だなぁと思いました。最後のカーテンコールで全員が挨拶時にフリー演技(違、わなくない)でアピールするところがあるんですが、そんなとこまで百花沙里のエグ……いや、クド……満喫しました(笑)。

・その他大勢配役としては、娘役ちゃんのほうがおいしいのかなぁと思いました。どこ見ていいかわからない、みんな可愛いよ(星組メイト)。そんな中でひときわ目を引くのが、冒頭のローラ上京で皆で傘持って踊るとこのエレナ様(大きな白い襟のあの衣装がとても似合うと思う)、とデビル百花とデビルエレナ(この二人だけは見逃すな)(いや見逃さなくても目に付くよ)。つかあのデビル場面はうはうは食らいつきました。まりえちゃんは小悪魔みたいでちょうかわいい。

・その他大勢配役ではありますが、舞台に出ている間は全員全力小芝居で見逃せません。そんな中で今回すごく目をひいたのが夢乃聖夏ちゃん……いちいちいちいちツボります。リコの部下でゆうほ先生とシンメなんですが、ゆうほ先生が抑えている分、夢乃聖夏ちゃんががーっと見境なく(誉め言葉)やっているその勢いを買いたいです。かなりピン撮ってしまいました。自分でも驚愕(素)。

・あとリコが死んだときのエレナ様とかすごい見所。あとオーディション成功後のトニーとローラのデュエットを皆でデバガメ(笑)しているところの、エレどんコントとか楽しかった。

・どいちゃんが踊れる人として本格的に使われ始めたなぁと思いました(同じことをゆっちにも思う)。海賊ショー「エルブラボー」で、ぴょん!と飛び出てきたのがどいちゃん(カワイイ)。あとここの87期同期シンメ登用もいいですな。今までここは同期萌えカテゴリに入っていなかったのですが、前回のAcross、というか今年のおとめで俄然範疇に入ってきましたよ。前にも言ったかもしれませんが鶴美×夢乃でお願いします(ごめん蒙ります)。

・で、今回も馬鹿みたいに「どいちゃんはいい」と言ってしまうわたくし六実。何気に今回はどいちゃんの対娘役戦が見れたのが嬉しかったです(下級生にはなかなか回ってこない対戦カードです)。そんな中で震えたのが、一幕のコパボーイとして踊った後に、クラブで女性客(優花りこちゃん?)とテーブルで談笑するんですが……わたしの気のせいじゃなければ、結構高カロリーなものが繰り広げられていたような……(その手の重ね方エロい!)(うわあ髪触った!)(そこではにかんだように笑うのが卑怯よ!)(ああ、袖に消えていった!)

・紫君が何気に漢前だ。今回は連れがカマなので(笑)その漢前度もアップしたような気がします。



[大真当番日誌]

 やだあのオカマちょうかわいい。







(否定もしないしボケもしませんよ?ええ、しませんとも!)

 でもスキップ君のオカマ芸は、単なるスタイル、ファッションのような気がしています。どうやら彼はトニーが好きらしいんだけど、でもそれはネタじゃね?って感じで(笑)。ローラのオーディションの歌で「最近いい男がいないのよお!」で「んーもう!そうなのよねぇ!」と同調しているところも、でも彼の性的ベクトルは完全に「男」に向いていないような。ちなみみらゆかコントが随所で織り込まれているんですが、大真くんがオカマ設定であるにも関わらず、やっぱりみらゆかはコンビカウントです。そのバランスがすごく面白かった。コンビというか「つるんでいる」って感じかなぁ。あの掃除機コマーシャルソングのコントがすごい楽しかった。あ、あかんべーて!(ほんとにしょうがくさんねんせいだなぁ)
 で、スキップ君のキャラ立てで面白かったのが、当人の性的ベクトル以前に、周囲の女子が普通にスキップ君を「おんなともだち」として扱っている事なんですよね(笑)。これまたローラのオーディションで、となみが黒のスリップドレスに着替えたときに「んんんまあ!あんな短いわよ!あんな!」と隣にいた女子(ゆっちとしげちゃん?)(うろ覚え)のスカート触って(つうか太腿触って)「これぐらい、これぐらいよお!」ってゆってたんですよね。それが全然セクハラでない上に、ゆっちとしげちゃんもフツーに受け止めてました(警戒心ゼロ)。みんなスキップ君の事を「一晩一緒にいても絶対に間違いがおこらない」どころか「おんなともだち」って思っているんじゃないかしらね?
 で、大百の話なんですが、初日に潜入したオトモダチから「大百あるよ!」と言われてウキウキしながら見たら……大百じゃなくて百大デュエット!!(大真くんが女子パート(ちょうウキウキ)、百花さんが男子パート(超困惑))あっ、新しい!(目ウロコ)。とはいえ基本はシド&スキップは「おんなともだち」ですな。百花さんの属性が「人類皆ともだち」なので、リアルに女の子同士で「やだー、もうっ!」な風に見えました。カワイイカワイイ。
 で、以下は贔屓の押し倒しでベッドインなトークなんですが(襲うなよ)、オカマスキップ君を見ながら、大真みらんさんの身体能力の高さに舌を巻きました(え?)。いや、ああいう動きをしてちゃんと「元はリアル男子なオカマ」に見えるってちょっと高度なことだと思うんですよね。大真みらんさんの「女子」の部分が出ていない、あるいはそれを出して(おかま芸として)逃げているわけでもないですし。あのくねくねしている動きがめいっぱい身体を遣っている感じでうっとりしてしまったり(痛)。あ、基本袖まくりなんでいい手首が見れますよにっさん(おかえりなさい)!更に贔屓の押し倒しでベッドで朝までピロートークなノリで続けると(続けるな)、ちゃんと「芸」として笑いを取れているなと思ったんですね。うまくいえないな……たとえば新公とかで、本役に対してカマキャラ変換して笑いをとるっていうのがあるじゃないですか?あれを私は「ズルイけれど新公ではアリ」と思っているのですが、そのズルさが今回のスキップ君にはなかったかなぁと……オカマというテンプレートじゃなくて、オカマというキャラ立てで笑わせているというか。ちなみにここで言うテンプレートとは、サムの「ヅラネタで笑いを取る」みたいなものを指します(伝わりにくい)。


 (ここまでを読み返してみたよ)ごめん、今まで黙っていたけれど私大真みらんさんの事が大好きなんだよね(言ってろバカ)。


 開幕前に近くの席の人が隣の連れの人に「わたしこの子最近好きなのよ、大真みらん、いいわよこの子」って言っているのを聞きました。うわ、こういう場面に遭遇したのは初めてです。幸せなことに私は「大真みらん」という人にハマった時に既に同じように「いい」と言ってくれる人が近くにいた訳です(二年生と四年生)。けれどもその「いい」って言うのは他ではまだ聞けなかったことだったんですよね。それがこうやって「いい」って言ってもらえるのは聞くのは、素直に、素直に嬉しかったりします。




 とりあえずコパ感想のみ。これは忘れないうちにガーッっと出したかったので。
 椎バウ感想はじっくり出していきたいと思います。
 ただ一言だけ、すごいよかった「フェット・アンペリアル」。座付き作家とはこういう事を言うんだよなぁと思いました。
 いずれにせよ星組担には嬉しい悲鳴の二週間(バウコパ上演中)となっていると思います。というわけで、来週も行ってくるよ!(大好きだな?)
 正直、結構無理して二週連続ツアーを組んだのですが、それはまったく間違っていなかったと思っています。


BACK  INDEX   NEXT