2006年05月03日(水)
『私の妻に何か用かね?』


 再放送されていた「ベルサイユのばら30」(名場面集)を見ました。……えーっと、本公演との違いがよくわからないのですが(笑)。今度再演するなら、(ゲスト場面を抜いて)これやればいいと思います。これでいいと思います。
 ベルばらつながりで、アニメ版のベルばらは最後まで放映終了しました。これはまた別口でコメントだしたいなぁと思っているのですが……ああ!キッズステーション解約するの忘れてた!(ベルばらだけが目的だったので、4月で解約するつもりだった)。



 たまった脳内画像(と妄想)を整理していきます。


[ラヴニールメモ]

 なんだか丸投げされているようなんですが(笑)、いつも通り書いていきます。記憶は大分あいまいになってきました。スカステニュース映像でちょっと補完しつつ、間違いだらけで行ってみます。


【赤い衣装を着ていた辺り】
 清く正しく美しくのイントロ、照明が落ちると涼さんの「フッ」って掛け声と共に開幕(ひゃあ)。赤いひらひらきらきら衣装で、ラテンメドレー。これぞ正統派タカラヅカラテン(笑)。涼さんにラテンって割と似合うと思っているのですが、でも御曹司なのになんでだろう?……ああ、クドいからか(ものすごく納得)。幕開けから容赦なくビシビシ決めてきます。割とここだけでかなりカロリー消費、もうあのひとひどいや(半ベソ)。

【タキシードを着ていた辺り】
 壱城×如月でかわいく「春天狗の舞(『恋天狗』)」で日本物メインのコーナーに。へー、これもちょっと意外。タカラヅカの日本物が好きだという涼さん、いつか(ベルリン公演以来やっていない)日本物のショーがやりたいと、トークで言ってました。その時に、日本物と言えばチョンパという事で→照明暗転→「はーるーのーおーどーりーはーよーいーやーさー→チョンで明転。ひとりチョンパを実施(笑)。
 「生きるときめき(『星影の人』)」を台詞つき(ひゃあ)で。で、途中から着物肩掛けで更に日本物の世界へ。タキシードに着物肩掛け(でも似合う)。ですが私はその着物を止めるたすきがけ部分がどうにもこうにもおかしく(おもしろいと変が半々)うつってしまって(あれ、なくてもいいんじゃないか?)、そのうちにそれが白い選挙タスキに見えて「参議院議員立候補、涼紫央」っていう字が見えてきてしまってひとりでツボってしまいました(笑)。

【青い衣装の辺り】
 金のひらひらブラウスと青いスパンスーツで「アメリカン・ビューティーローズ(これ何の曲?)」を歌いながら客席から登場。この曲すごくカワイイ(素)。で、「エル・アモール」「愛の宝石」「ソル・エ・マル」と続きます。

【白いひらひらブラウスの辺り】
 涼ヒストリーその1。例の「涼紫央初めてシリーズ」です。マンハッタン不夜城をコーラス隊が歌って、奥の壇上に涼さんが現れて、「パッション・ブルー」を。……ひ、ひさしぶりにグラインドを見た(赤面)。以下、ドリアン・グレイの肖像〜エリザベート〜ディーン〜ダル・レークの恋と続くのですが。ディーンのディック・ダモンの歌(めちゃ明るいプロポーズソング)がすずやつのすずの人が歌っているようにしか見えませんでした(はにかみ)(そこはにかむところ違う)。
 「ダル・レークの恋」を歌う涼さんを見ながら、涼さんが目指すのは本当は紫苑ゆうさんじゃなくて麻路さきさん(香寿さんでも可)なんじゃないかとぼんやりと思う。とはいえ私紫苑の御大の現役時代知らないからなんとも言えないんですが(涼語りをするに辺りこれを知らないのは痛恨エラーなのかも)、少なくとも涼さんに今残っているDNAは香寿DNAだと思うし……ええっとこれはそのうち詳細を(逃)。で、「初めてのメガネ、プライスレス」に繋がります。ほんと椅子から落ちるかと思ったよ、面白すぎて。

【紫の詰襟燕尾衣装の辺り】
 涼ヒストリーその2。
 で、そんなコントで全景を閉めておきながら、イキナリ鬼畜モード全開、台詞付きで「花の業平」の基経の歌を……こ、心の準備ってものがあるのよ!(息切れ)……いやあ、私この新公を観ているんですが、あの時は「悪役を演じている」って感じだったんですが今回は「悪」そのものでしたな(上手くなった)。つうかもう手段を選ばない非道な御曹司が企画書を片手にスーツで会議室で歌っているようにしか見えなくて!後ろになんだかビルとか見えてきて!日本の経済界を垣間見た気がして!「若社長!それでは地域住民の反発を買います!」「それがどうした、強いものが勝つ!」(大真くんが差し出した人心を考慮した折衷的な柔軟策の企画書を叩きつけつつ)(はいはい、そこで金平糖つくらない)。
 「プラハの春」をはにゃんさんと。涼さんが歌っていると、後ろの壇上(下手に向かって階段になっている)をはにゃんさんがカテリーナの幻影のようにゆっくりと登っていくんですが、いやあ、普段はにゃんさんをさんざんいじってますが、やっぱりこの人娘役ちゃんだなぁと。そのなんともいえない風情がよかったんです。ごめんなさい、最初の自己紹介の時に「癒し系の華美ゆうか」で茶吹いて(吹くな)。で、その階段から戻ってきて涼さんとのデュエットになります。
 「王家に捧ぐ歌」を全員で。そして壱城君・如月君をしたがえてクール&ジャンプのクールのひとを再演(違、わない)。そして「ガラスの風景」から「もう一度」……これは本当に上手くなったなぁと思いました。上手くなったというかちゃんと歌の意図を表していたというか、歌いこなしていた。新公の時は(映像でしか観ていないですが)、やっぱり若すぎたんだなぁと思いました。ぐっと引き込まれました。

 で、ここだけに言えることじゃないんですが、総じて歌がいいなぁと思いました。そもそも私はあんまり歌の上手い下手は頓着しないというか、わかってないひとなのですが、それでもこの間のコラボで「涼さん、歌が……」とちょっと思ったんですね(と夕雫嬢に言ったら「え?いつも通りだよ」と言われました)(あれ?)。まあそんな感じで主観的にも客観的にも「歌手」ではない涼さんの歌を今回は普通にいいと思いました(いや、普段も個人的には好きな歌い方なんですが)。で、それってやっぱり「タカラヅカの歌」を選んだのが大きかったのかなぁと。歌いなれているというか、歌いこんでいるというか。だって昔のタカラヅカの歌だなんて、きっと子供の頃から聞いてそれこそ毎日お風呂場とかで歌っていた感じじゃないかと(笑)。そういう「馴染み感」で、歌のレベルがあがっていたんじゃないかと思ったんです。あともうひとつは「思い入れ」かなぁ。その作品への、しいては宝塚への思い入れ。歌は技術じゃなくて、気持ちだな、とそんな事を思いました。誉め言葉です。

【白い衣装の辺り】
 ここでコーラスが白い衣装で出てきたのを見て「ええ?もう終わり?(白い衣装はDSラストパートの証)」と軽く驚きました。それぐらいあっというまだった、それぐらいみっしりしていた。で、「熱愛のボレロ」「ステージ」「愛の旅立ち」(いい熱唱だった)と続き、アンコールで、涼紫央作詞の「ラヴニール」を。……スカステインタで言っていた通り、確かに歌詞は稚拙というかベタなんですが、割といい歌だと思いました。卵から生まれて羽が生えて光を目指して飛び立ったみたいな歌詞、それはまんま涼さんのラヴニール、あこがれ。涼さんの宝塚へのあこがれと思い。うんうんと思い聞いていたら、「光にたどり着いたらそこには虹色のオーロラがあって、今度はその光のむこうへもっと飛び立とう」みたいな歌詞に。涼さーん!どこまで飛んでいく気ですかー!(笑)、びっくりしました。光にたどりついただけじゃ終わらないんですな、もっと遠くへもっと先へ、さすが「前向きというより上向き」な涼さん、もー、いけるとこまでいっちゃってください。そういうところ大好きです、でも多分追っかけきれまっせーん(爆笑)。


 そんな感じで。大分記憶が薄れているのがバレバレな感じなんですが(笑)。でも記憶は薄れているんですが感覚はまざまざと残っています(それどうなのよ)。ちゃんとセットリスト毎に感想を書こうと思ったんですが、書き始めたら「ぎゃあ!」とか「ひゃあ!」とかしかでてこなかったんだよね……あはははは(笑ってごまかします)(ダメだ、この人)。


 ↑で「涼さんの歌がいい、それは宝塚への思い入れがあるからだ」みたいな事を言ったのですが、この「思い入れ」っていうのは涼さんの武器というか強みだなぁと思いました。上手く言えないんですが、まとまらないんですが、ちょっとこの「思い入れ」は他に類を見ない、そんな事を思いました。


 いやー、ほんとうにすずみしおさんってすごいなぁ(無理矢理まとめ)。



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