2005年12月09日(金)
にんにん。


 酒飲みは甘いものを好まないが世間の常識のようですが、私はお酒も甘いものも大好きです。一緒にいけます。ちなみに今まで意外にいける!と思ったのは日本酒(辛口)と黒糖羊羹です(すごい邪道)(というか絶対味覚がおかしいんだよ)。
 という訳で昨日も(も?)会社の先輩と飲んでいました。「昨日再放送でプロジェクトXを見て六実さんのこと思い出したよ」と言われました(笑)。


[ベルばら千夜一夜語り(前向きになるための第二章)]

(だからなんなんだ)
 というわけでプロジェクトXを見ました。とりあえずシンディが宝塚を大っ好きなのはよくよくよくよくわかりました。なんだあのちょー満面の笑みは。憎めないなぁ。
 普通にプロジェクトXとして面白かったです。

 なんだかんだ言って私はベルばら好きなので、そこそこ楽しくなってきている自分がいます(笑)。なんというかこの際だから、250周年なんだからベルばらそのものを楽しんじゃおうぜ?なノリです。というわけで思い出語りをしてみます。
 そもそも私は小学生の時にテレ東でやっていたアニメ(再放送)から入ったクチでした。生まれて初めて全巻揃えたマンガはベルばらでした。生まれて初めて借りたレンタルビデオもベルばらでした。っていうとそんなに男装の麗人スキーで、だから宝塚にはまったのかと言われそうですが、男装の麗人と男役って全然別物だよなぁと思っています(そこか一番の不幸な気もするよ?宝塚のベルばらは)。

 ※思い出したベルばらアニメはこんなのだった。
・第一回から原作とは違うオリジナルエピソード。アントワネットの輿入れを阻止しようと動く反王室派をオスカル・アンドレ・ジェローデルの水面下の働きで阻止されるというもの。アニメ版は初回からジェローデルがすごい出張っています。
・劇画を意識したのか、動画的とも言えるコマ割の多いアニメでした。
・シャルロット(ロザリーの妹)のエピソードではド・ギューシュ公爵が本当に出てきて、未来の花嫁の手の甲にキス。それを噴水で洗いながら狂っていくシャルロット、オスカルにもらった白薔薇をかざしながら「洗ったから私もう汚くない」と投身自殺をはかるシャルロット(震)。
・アンドレの衛兵隊入隊のいきさつは、町の酒場で仲良くなったアランの口利きで、オスカルの知らない間に衛兵隊までおしかけていたというもの(お前なんでいるんだ!)。原作を上回るストーカーっぷり。
・というかアランのアゴが割れていますアニメ版(笑)。
・というかアランに胸毛がありましたアニメ版(笑)。
・パリの街角に厭世的な歌を歌うアコーディオン弾き(片足なし)が象徴的に出ていたのが印象的。時にはパリの民衆の心を、時にはアンドレやオスカルの心情と微妙にリンクしあうような。あれ、タカラヅカでもやればいいのに。
・最終回の一話前で死ぬアンドレ。その夜、アンドレを失った哀しみにひとりでパリの街をさまようオスカル。途中で自分の馬だかはぐれた馬だかと行きあって、お前もひとりなのかとその馬にすがるようにさまよう。見張りの敵兵に見つかって馬だけ撃たれてしまう。そして逃げるようにまたさまようオスカル……今ならあの時感じた感覚を的確に言えます。萌え(涼さんで是非見たい)。
・そして最終話の前半15分ででバスティーユに散るオスカル。
・そして最終話の後半15分で残りの物語が片付けられます(単行本約一巻分)。なんだ、打ち切りだったのか?(子供心に超びっくりした)
・アニメ版ラスト、フランスのどこかの田舎の海辺で百姓だか漁師だかをやっているアラン(いつのまに)の元に現われるベルナールとロザリー。ロザリーは王妃が牢獄で作っていた薔薇の造花(いつのまに)を持ってきた。王妃の遺言でこれをオスカルの好きな色に塗って欲しいとの事。でもオスカルの好きな色を知らないロザリー。で、アランのところに聞きに来た。それに対して「そうだな、隊長は知らないがアンドレなら白っていうだろうな」「じゃ、このままでいいんですね」……えー?それがラストー?(今思うと象徴的で面白いんですが、当時はつうか話がずれている!ずれている!と思ったものです)。

 という事を色々思い出して楽しくなってきました(私だけが)。記憶違いもあるかもしれませんが、でもいちいち覚えているあたりがほんとむっさんオタクだな!(半笑)
 もう一回見たいなぁ。でもDVDボックス買うほどでもないなぁ。スカステでやらないかしら?(やらないよ)
 何気にアニメ版のベルばらは主題歌が秀逸だと思います(あたし二番まで歌えるよ?)(しかもカラオケで歌って満点出した事あるよ?)(どうでもいい)。タカラヅカに負けないぐらいドラマティック。ちなみに宝塚のベルばら歌謡で一番好きなのは「ばらベルサイユ」です。


 農閑期らしい筆運び(違)で、次回は映画版の話でもしようかと思います(え?シリーズなの?)。


[小メモ]

 歯医者の待合室で読んでいた家庭画報だか婦人画報だかで(区別ついていない)、歌舞伎の特集でした。
 で、そこに贔屓とファンの違いというのがあって「贔屓というのは"貝"という字がついているようにお金がかかるものなのです。昔はそれこそ身代かけて、代々贔屓を応援していった」「対してファンというのは、今日は××、明日は○○と言う風に移り気なもの。だから「不安(フアン)」なんですよ」。へー。


[伝書鳩返し]

・とりあえず「しょじょ」と思ったのが自分だけじゃなかった事に安心しました(笑)。
>しょじょのくちびるってどんな味なんでしょうね
 きっと青臭いと思います(何言っているんですか)

・いや、もらったりんごは生食するつもりでしたよ?(怒られた)(しょんぼり)。



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