| 2005年11月13日(日) | ||
| せめとせめとがせめぎあい | ||
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雪組全ツを観てきました(どうやら今日は普通のタカラヅカトークのようです)。 [銀の狼メモ] 久しぶりに(……)脚本にストレスを感じない観劇でした。久しぶりにいい正塚芝居を観たという意味でもストレス無かったです(……)。あの群集遣いとか舞台の構成とか、ほんとほれぼれする。 とはいえ以前さいとうちほマンガを持っていたのに、ストーリーをガッサリ忘れ、前日に予習で月組版を観たものの「これを水先輩がやるの?まあ萌える」としか観ていなかったもので、観劇中割とストーリーと歌詞を追っていくのに精一杯でした。うう、これはちゃんと予習すべきだったよ。喰らいつきそこなった部分が多々あるような。なのでとりあえずざらっとコメントを。 真面目にコメントすると、「こんなに渇いて切なくて悲しくてやりきれない終末なのになんて生きることを謳いあげた作品なんだろう」という事です(さっぱりです)。シルバに死ぬなと言うレイ、ミレイユに死ぬなと言うシルバ、シルバに死ぬなというミレイユ……過去を失った男は、過去を捨てた男は、未来を失った女は、誰かに「死ぬな」と言われる事で、生きていけるのかもしれない。取り戻したのは過去ではなく、手に入れたのは未来ではなく、ただ「生きる」ということ――。 まあそんなむっさんの戯言はさておきまして(あんた今スゴイ真顔だったくせに)。 で、ヨゴレ視点でコメントすると「小室部長の泥酔プレイが実写で観れてちょううれしかったデース!」(バカだこのひと)。いや凱旋門だってそうだったじゃんだってあの時は番長でも閣下でも部長でもなかったもん。客席で嬉しくて震えてしまいました。 いい作品でした。楽しかったです。 [が、いただけない点を2点] ・客席降り多すぎ!(愕然)客席降り自体は否定しませんが、あれは顔見世と言うサービスに過ぎないわけで客席で芝居をやっちゃアカンだろ?しかもその間舞台にはなーんにもないの、セットしかないの、二階のお客はおいてけぼりです。かの里見八犬伝のラストと同じぐらいドン引いた(真顔)。ちょっとあれはいただけない。 ・テルあみコンビ……あー……(無言)。正直厳しかった(テルが)(言っちゃった)。でもあれはあみたんも悪い、あみたんお姉さんなんだからちゃんとフォローしてあげてー!と思うぐらい愛耀子さんはご自分の役に酔っていらした(観たままに)。そりゃあやりがいのある楽しい役だとは思うんだけれどね……。正直バランス悪いと思いました。と思ったところで、実は愛耀子さんは下級生と組んで芝居するのってあんまりないんじゃないかなぁと。その芝居巧者な面から大抵芝居するパートを与えられて、周囲も芝居が出来る人だった……そう思うと「下級生の面倒をみる」は彼女のカテゴリにないのかもしれない。 (で、ひらめいた) デキるOL、愛耀子先輩はある日小室部長からドーベルマンの子犬を預かる。「君ならできるから」「君にならまかせられるから」とんでもない、動物なんて飼ったことないし、犬なんて大嫌い。でも部長命令だからしょうがないと家に連れて面倒を見る愛耀子先輩。子犬はきゃんきゃんないて煩いわ、あたり構わず粗相するわ、部屋の中を引っ掻き回すはでもう大変。でも、なんだか放って置けない。次第に愛着も沸いてくる。おかしいな、あたし犬は嫌いだったはずなのにね……足元で大きくなったドーベルマンが、まるでナイトのように寄り添っていた。 (あ、萌えるかも)(ええ?) [こんな人を見ていました] 中心の人たちは言わずもがなですので、それ以外で。 ・ここ数公演は割と沢音君(SAWANE×ANJOのヘタレ攻の人)に注目しているんですが、ああなんかいいなぁ。今回初めて芝居をしているところを生で観たんですが、意外に声が軽くてびっくりした。いやそれはあの役にはあっているけれど。でも彼の真骨頂はやはり小芝居しているところだと思いました。チョーイキイキしていた。そんな子はおねえさんは大好きです。 でもお願い、もうちょっと絞って!あと半歩で専科に行っちゃうから!と東宝の時は思っていたんですが、あの重さが却って癖になってきました(笑)。多分、踊れないカウントなんだと思うのですが(思うも何も)、でもダンスによっては結構あの重さが生きてくるなぁと思いました(芝居の冒頭のトランティニアン中心に踊っているところとか割と良かった)。あと、割と手足の隅々には気がいっていると思う、でも本体が追いついていない、そんな感じです。 白鯨のところで、紺地に白ストライプのバンダナをでこに巻いていたのですが、どうみてもリーマンがネクタイ巻いているようにしか見えませんでした(激震)。沢音君!まだ就業時間中だよ! てな感じに今後も観ていこうと思っています(すごいかわいそう)。 ・なんでれんじょうまこと君(フルネームひらがな呼び)に目が行くのかと言うと、多分彼の中の学年の割には出来上がっている、エスコートキングっぷりに惹かれているんじゃないかという結論になりました。いやエスコート皇太子ぐらいだろうか?(素)ショーの中詰でニコイチで踊っていた時の投げキスに「うわあ!」って呟いちゃったらしいよ?男役としてはまだ甘いなぁと思うところもあるんですけれどね。 ・トランプの場面で誰よりも「ぴょーん」とジャンプしていた麻樹ゆめみお姉さま。いやあカワイイすごいカワイイ!本当にね、すごいいい顔して踊っているんですよ。あとなんか綺麗になった気がするよ? でもそんな麻樹ゆめみお姉さまのロケットを見逃した事に後で気付きました(愕然)(シナぼんピン撮っていたんだよね) ・そんなシナぼんがカワイイ事は私が言わなくてもいいと思うので、言いませんが(カワイイなぁ!)(言っているし)、今回意外に黒が似合うんだなぁと思いました。あのトランプのところ、カワイイカワイイ。 ・サハナは声がリアルすぎるんだよなぁと思いました。何気に雪組はカワイイ顔して声の低い娘役が多い気がする。 ・芝居からどうにも気になってしょうがなかったあの金髪前髪パーマの下級生は「祐輝千寿」君でいいんですか?久しぶりにヒールキャラが現われたと思いました。というかあのビジュアルが下級生時代の夢輝さんとみわっちさんを足して3.7で割った感じに見える。結構キザってて面白かったです。 ・未来優希さんの芝居を思いっきりリスペクトしてきました。一番最初の演説練習をしている場面で、ジャン・ルイとミレイユのやりとりを聞いているとでも聞いていない様でそこに座って芝居しているがすごい良かった(細かすぎ)。能ある鷹は爪を隠した方がいい(はい?)(いやだっていつもは能ある鷹だから爪を出すって感じなんだもん)(しーっ!) ・音月桂ちゃんの芝居の出来上がり具合に驚く。そこからカワイイ系男役のビジュアルと内面のすり合わせ論というのが脳内で繰り広げられたのですが、うまくまとまらない。どうしても「男役」をやるうえで不利になってしまう「カワイイ系」の男役さんはどうしても伸び悩んでしまうことが多いような気がするのです(真顔)。その場合、内面をビジュアルに合わせるか、ビジュアルを内面に合わせるかなんですが、音月桂ちゃんはその両方を同時にやろうとしつつあるように見える。って意味がわからない。ちなみにこれは芝居に限っての話です。ショーではやっぱり唇の魔術師(マジシャン)でした。 コム蔵さんのウィンクにちょうときめく。 ハレルヤのところで前奏が始まるとすごい血液が沸騰します。 [三人寄れば文殊の知恵] 週末はクマコかおり両氏がうちに来ていたのですが、その際に私の先日の「OLなつきさん」の話をしたら、以下の通りに新作ができました。 ・宴会ネタ(宴会開始一時間前からスタンバイをしている小室部長)(真顔でネクタイハチマキスタンバイOK)(ビールに枝豆、すでにほろ酔いでも真顔)(そこに先乗りで来た幹事のおっくんが驚く)(「あ、この分は俺が自分でつけるから(=宴会の会費とは別会計にしているから)」)(いやそういう問題じゃないんだけどなんとなく納得してしまうおっくん) ・温泉旅行ネタ(特別参加の部長夫人(小室部長とは社内結婚)(OLちゃん達のカリスマ的先輩))( ・なつきさんの禁酒禁煙ならぬ禁ハーゲンダッツ宣言(なつきの夢はバケツプリンならぬバケツハーゲンダッツ)(いっそハーゲンダッツのプールで泳ぎたい!)(そんななつきさんにハーゲンダッツカフェで奢ったり、カップを買ってあげたりと食べさせ放題の上司達)(ああ!太った!なつきさんショック!) ……怒られる、そろそろ絶対怒られる(じゃあやるな)。 [大真当番日誌] (市川文化会館の母体である)市川文化振興財団が20周年ということで、記念リーフレットが出ていたのですが、それに我等が若がコメントをしておりました。しかも「朝海ひかる」「舞風りら」「大真みらん」って並んで!(腹抱え)しゅっせしたなぁ。しかもこのコメント、全ツの時にしたコメントだったらしくて、微妙に今回の趣旨からずれたコメントになっています(笑)。さあ皆さんご一緒に「意味がわからない」(笑) で、ぐぐってみたらこんな記事が 市川市にゆかりのある文化人の方々のインタビュー。第1回目は宝塚歌劇団の大真みらんさんです。(原文ママ) (誕生日プレゼントをもらってよろこぶ若)(ひー!) リーフレットのコメントはこれを要約したものっぽいですね。 笑い飛ばしつつも、割と嬉しいのはそれは私が大真担だからです(素)。 |
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