2005年09月03日(土)
恋することからはじめよう


 雪組さん2回戦ー。

[小室賛歌]

 吐き気がしそうなぐらいコム蔵さんが好きです。
 いや、好きとか萌えとか(二番目にそれがくるのか)素敵とかそういうんじゃなくて、とにかくあの人すごい、すごいなぁ。
 (具体的に語ると多分意味不明になるので省略)(なんか今までのコム蔵さんの足跡を思い出しつつすごい感じ入ってしまったらしい)。
 そんなコム蔵さん率いる今の雪組が見られて幸せだなぁと素で思いました。


[霧のミラノメモ]

 二回目を見たらお話がちゃんとアリになってきました。あらむっさん簡単なひとだこと。あの結末も含めてアリ、あんまりアレといえばアレですが、アリになってきました。
 それにしてもなんて見どころの多い芝居なんだ(この見どころは主にかけざんをさします)(かけざんだいすき管理人)。本当に、すごい満足感、満腹感。

 じゃ、私なりの方法でそんな思いを表現してみます。

****

 ひなげしの草原は真っ赤だった。その色は幾多も流された血の色に似て、ざわざわと揺れる音は絶え間なく打ち込まれた弾丸の音に似て、それを揺らす風の音に混じって悲鳴すら聞こえるような気がして。
 空は澄んでいた。それなのに思い出すのは霧のミラノ。あの終焉の五日間。

 ああ、足下の花を赤く染めたのは同胞の血ではないのか
 ああ、この花が揺れる音が弾丸の音を紛らわせているだけではないのか
 ああ、風の音は似ているのではなく本当にだれかの叫びではないのか
 赤いひなげししか咲かないこのスペインの草原に、
 俺は、
 一人だ。

 何度も夢に見たあの草原、目覚めれはすべての仮定が事実に思えてじっとりと汗をかいていた。そのまま朝までまんじりとせずに過ごす。ああ、早く朝になればいい。そうすれば抜けた顔をした市役所職員、ロレンツォに戻るだけなのだ。
 悪夢と呼ぶにはあまりにも不確かな夢。ただ心掻き毟られるその夢。
 その夢を、また見た。

 赤い花畑に、君がいた。

 あの日と同じ黄色いドレスがまぶしくて。
 ここは君の持つ悲しい思い出のひなげしの草原ではない、けれども俺と同じひなげしの草原だ。

 風がやんだ。
 聞こえるのは小鳥のさえずり、肌に感じるのは柔らかな光、足下の赤い花を摘む、そこに血の色はない。
 その花を君にさしだしたところで目が覚めた。
 いつもとは違うその目覚めに驚く間もなく、またまどろみにおちていった。まどろみの中、彼女とひなげしの草原に行こうと思った。悪夢と呼ぶには不確かなこの夢を、君の笑顔で埋めてしまおう。君の涙も埋めてしまおう。
 きっとこの夢を見るのは今日が最後だろう。


 ひなげしの草原に、きっとかえってゆくのだ。


 ****
 プログラムもルサンクも歌劇も読んでいないので、舞台からの情報なので色々間違っているかと思います。ついでにロレンツォの一人称が実は不明です、誰かが教えてくれたら直します。
 つうかイキナリSSしないでください。

 誰か祭ってくれないかなぁ(自分でやれ)。


[ワンダーランドメモ]

 今日は割と舞咲デーでした。

・荒野の場面で壮君と組んでいた舞咲がエロかった。つうかあの壮君の舞咲のあしらいっぷりときたら!(まさに「あしらう」という単語が正に適切)
・トランプメドレーで谷みずせ君と組んでいた舞咲がエロかった。つうかあの谷みずせ君の破壊力ときたら!(言葉にならない)
・舞咲がすごいのか、それとも彼らもすごいのか……。
・れんじょうまこと君の事は気のせいにしておきます(気のせい?)(なんか拾ってしまったらしいよ?)




 雪組さんにすごい元気をもらいました、ほんと元気でた、自分が思っていた以上に元気を無くしていた分元気でた。この元気を日割りして来週ももちこたえようと思います(日割りって)(でも多分明日ぐらいで使い果たすね、きっと)(笑)。
 でもいいの、まだげんきになれることがわかったからー。


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