| 2004年06月13日(日) | ||
| タッパー常備(肝に銘じておく) | ||
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頼んでおいた涼茶販売写真をクマコさんから頂いてきて(むしろ奪ってきて)(すまん)ホクホクです。でも帰り道、ここで事故にあったら私、ものすごい涼さんファンだと思われてしまうんだろうなぁと(所持物から出てくる涼さん写真×たくさん)。………。いや、その通りだけどな!(大笑)(つうかそんな心配しなくていいから)。 花組青年館観てきました。 [総評とか] 小柳先生はやっぱり縦の物語が弱いというのが否めません。というか物語を転がしていく(展開していく)のが上手くないんだなぁと思いました。1幕で物語の展開要素が全て登場人物の説明台詞になっちゃっているのが、かなり引っかかりました。あと小柳先生台詞がストレートすぎて……いや、そのとおりなんだけど、言っていることは正しいんだけど、でもなんかこっぱずかしいんですけれどー!というのが多数。割と半笑いで観てしまっていた私は間違っているのでしょうか。 けれど、けれど、小柳先生はとてもいいシーンを書くんだなーこれがー!(目頭押さえつつ)(やられたらしい)。あと小柳先生の繰り出す台詞にこっぱずかしいと思いつつ、そのメッセージ性にはすごく共感できるし、訴えたいものが凄くストレートに伝わってくる。これは小柳先生の強みだなぁと。「右手を左手で押さえる生き方をやめよう」とか、デイジーが自分は人形ではないと自我に目覚めるところとか、ビリーとデイジーの別れで私が私であるように、あなたがあなたであるように、とか、やりなおせるかなと言うマイクとか。そういうモノが全てひっくるめてNYの雑踏に紛れていく(オープニングとラストで同じ雑踏のシーンが繰り返されたのは、私的にはすごくアリ、すごく好き)。 小柳先生は一度ショーを作ってみたらどうかなぁと思いました。初演出作から3作品見て「いいシーンをつくるけれど芝居としての縦の流れが弱い」とずっと感じているので、敢えて「芝居」というくくりを無くした上で、舞台を作ることを学んだらどうかなとぼんやり思いました(何を偉そうに)(まあいつもの事だ)。 [リスペクト・幸美杏奈] というわけで、幸美さんのサヨナラ公演だったんですが……。あー、そーゆー使われ方ですかー(うつむき)。いかにも幸美杏奈デフォルト仕様でちょっと寂しかったのも事実です。もとい最近のバウは(というか若手作家は)この層の生徒さんが使い切れていないなぁと思います(『愛しき人よ』でも『巌流』でも感じた)(どっちも斎藤作品じゃん)。 まあそれはさておき、幸美さん。非常に好きな女役さんでした。過去に書いた事もあるのですが、「えと文」でオレンジぶつぶつシャワーを浴びてしまった幸美さんから気になりだして、以来花組さんではチェックポイントでした。ぶっちゃけああいうお顔立ちですので、熟女役とか老け役とかが回ってきてしまう人だったのですが、実はものすごーく「娘役」だったひとだと思うのです。それに気付いたのが琥珀の時のシャロンの取り巻きにいたなんとか夫人(覚えていないのか)。あの役で、シャロンに紹介されてクロードにすっと挨拶するところ、あれがものすごーく優美で洗練されていて、本当に素敵だったんですよ。あ、この人このビジュアルじゃなければセンター行ってもおかしくない、とまで思えるほどに。何を演じても上手い人だったけれど、この人はそういう「役者」の前に「娘役」だったんじゃないかな、と思っています。 フィナーレのダンス。やっぱりちょっとした動きが本当に「娘役」さんでした。寂しいと思うし、物足りないと思うけれど、幸美さんがすごく今舞台を楽しんでいる、最後の舞台を楽しんでいるというのが伝わってきたので、それを思い出にしたいと思いました。 [あすか嬢の話] あすか嬢は何をやらせても上手いなぁ(素)。冒頭の女優のデイジー・ミラーとして出てきたのが、最後のビリーとの別れで普通の女の子で泣いて笑っているのがね、そのギャップがねー(でれり)。「人形」だった、「人形」だと思い込もうとしていたデイジーが、「私があなたを利用していた」と自分を、「人間」の自分を取り戻していく。その過程がたまらなくせつなかったです。 残りはまた後で(ちょっと力尽きた)。 とりあえずスカイステージは「フェアウエルマイフェアリーズ 凛華せら特集」をやるべきだと思います。そして我々はそれを訴えるべきだと思います。え?私?もうスカステにメールしたよ?(早)(やるからには自分がしないとな)(実現するしないはさておきな)(おくのか)。 正直ホントにここで辞めるとは思っていなかったんで、そしてもう運動会まで退団者は出ないと勝手に決めていたので、ただ驚くばかりなのですよ……。 |
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