2004年04月05日(月)
菓子屋とドレス屋と、


 お昼休みからこんにちは。
 すでに気持ちは立樹遥ハワイアンショーディナーショーに飛んでいるのですが、その前に、いやその為に脳内HDD容量を空けるためにも花組さんの話を縦横無尽天地無用で喋らせてくださいお願いしますほんとすみません。


[天使の季節の話:春野さんの場合]

 ギスターブってカッコよくないよね……いや、ビジュアルじゃなくてキャラクターが(素)。なんだか色々な意味で中途半端だと思いました。だって私、最初のシーンで「あ、この人マルゲリタの事どうでもいいんだ」って思っちゃったんだもん。なんか辺にキザっているというかカッコつけているというか、それがその後のキャラクターとそぐわない。
 もっと思い切って「情けない男」にデフォルメしちゃった方がいいと思うんです。いや、カッコ良くないのは中途半端だからだと思うので。なんというか「何もない僕だけれど、何も出来ない僕だけれど、彼女を愛する気持ちだけは負けない」みたいな?極端な話「マルゲリタを愛していることしかとりえの無い男」ぐらいに?(ええー?)、そこまでデフォルメしたほうがラブロマンスとして際立つし、友達の力と知恵を借りてお姫様を奪いに行くRPGとしても際立つし、「恋をすると男は強くなれるのね」みたいな成長物語としても際立つし。それに春野さんぐらいのキャリアだったら、そういう役作りをしてもカッコ悪くならないと思うので。なんというかギスターブというキャラクターが見えてこなかったんです。ふー様とラブラブでステキなんですが。

 あと、これは脚本的な問題なんですが、もっと「一人二役」感をあざといぐらいに出しちゃっていいんじゃないかなぁと思うんです。いや、今でも十分に出ているけれど他がバタバタしすぎていて埋もれちゃっているというか。話が間延びしているから私はドアに挟まれたギスターブの事なんか忘れてたし(笑)。おそらくリメイク前の「恋騒ぎ」(だからリメイクじゃないから)は、思うに一人二役じゃ無かったんですよね?(時間的に無理ですよね?)(誰か教えて下さい)。そうするとリメイク版の(だからリメイクじゃないから)「天使の季節」のウリはその「一人二役の面白さ」だと思うんですが、そこが生きていない。いたずらに雅春を消耗させているだけなような。一人二役にして時間を延ばしたのが、結局「早替わりの為の時間稼ぎの穴埋め」でしかなくて、そういう感じがやっぱりアドリブ的だなぁと感じるわけです。小手先な言葉遊びじゃなくて、もっと物語に「一人二役」故のスペクタクル感とか面白さが組み込めるといいなと思うのですが、いや、どうすればいいのかはわからないんですけれどね。最後のオチでギスターブの前に国王様が登場……するわけないやーん、だってひとりふたやくだもーん!っていう感じで終わるのは結構好きなのですが、でもそこが綺麗にオチていないような気がします。


 タイムリミット。続きは帰ってから(まだしゃべるのか)。



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 続きです。
 つうかむっさん、「お芝居じゃない」って判定したんだから文句言うのやめようよ?(でもやめない)。

[天使の季節の話:ふーちゃんの場合]

 ふーちゃんがふーちゃんがふーちゃんが!
 どうしようすごいカワイイ本気でカワイイどうしていいかわからないぐらいカワイイそのぶっちゅー捨てるなら俺によこせっていうぐらいほんとにほんとにかわいかったー!(日本海に向かって絶叫)。
 自分でもビックリです、本気でふーちゃんピン撮り。実は私がこの「天使の季節」をそれなりに観れてしまったのは「ふーちゃんが幸せならそれでいい(握りこぶし)」という問答無用論理が成り立っているからかもしれません(じゃあ昨日の語りはなんなんですか?)(それはそれ、これはこれ)。
 なんというかふーちゃんのクラシカルな面とかレトロな面とかがこのおとぎ話の世界にぴったりとハマったんだなぁと思っています。で、ここでもやっぱり脚本の話になっちゃうんですが、もっとおとぎ話に徹してくれて良かったと思う。だってこんなにおとぎ話から抜け出てきたようなふーちゃんがいるんだよ?もうこってこてにおとぎ話子供だましのわたがしみたいなお話でよかったと思うの。やれEUだのユーロだの、多分それがシンディなりの「現代感覚」なんでしょうな(毒)。
 あのお衣装もかなりポイント高いよね。プログラム見たらぼんやりしたピンクのふりふりドレスだったので、撮影時にはまだ出来ていなかったんですな。本当にあのドレスかわいいなぁ。ああ、ふーちゃんに片っ端からディズニープリンセスの衣装をとっかえひっかえ着せたい、きっと似合うと思うの。(脳内着せ替え大会)……すみません、半分ぐらい似合いませんでした(落すな)。
 本当に見たかったふーちゃんでおさふーでした。「三人揃えばパーフェクト」、本気で上手のふーちゃんしか観ていないんですが、あそこで「あなたーがんばってー」とやっているふーちゃんの愛くるしさと来たら!あそこのシーンは大学の後輩のとむゆみが新婚雅春宅を訪問、最初は4人で和気藹々とやっているものの、話は男3人の学生時代の思い出話になってしまって、奥様はちょっと蚊帳の外。でも奥様はそれを全然気にしないの、うんうんと聞いているの。そして自分にもわかる話題になったらまたさりげなく輪に混ざって笑って、でまた話題が逸れるとそっと席を立って心づくしの夕食の用意。後輩二人が帰るときには手作りのクッキーを持たせて「また遊びに来てくださいね」とにこにこ。二人を見送ってから「あなた、今日はとても楽しかったですわ」とまたにこにこ。なんていい嫁だ(以上六実さんの脳内妄想劇場)(脳内だけに留めて置いてください)。
 で、巷で話題沸騰の「ギスターブ、早く来て」なんですが、言葉を読んだだけなのが先なので、どういうニュアンスで言うのかなぁと思っていたら、あんなに元気よく叫ぶのか……ああ、大好きなんだなぁと思いました(含)つうか何が大好きなんだ?(な、何がって雅春がだよ!)(笑)
 
 愛田芽久ちゃんの退団以来不在だった「私の中の青い小さな花枠」(なんですかそれ)はやっぱりふーちゃんのものだったんだなぁと思いました。でもふーちゃんは芙様にもなれるからすごいと思う。というわけで「ふー様にょろよ」の話はショーの方でします。

 しかしなんだこのフィーバーぶりは。一過性のものだったらどうしよう(笑)。


[天使の季節の話:小メモ集]

・実は観にいく前は「とりあえず王子の眼鏡で3000円分は取ってこよう」と思ってました(ええー?)。歌劇でメガネッ子だったと知った時にすごい盛り上がったので(笑)。
・でもノビテンデのキャラはナシです。ごめん、かなりウザい。
・というわけで王子の見所は台詞無いところだと思います。すごいカワイイ、すごい変、すごい面白い。
・その隣でしれっとしているさお太さんもたまりません。
・あ、でも掛け算はしてません、しかけたけれど(するな)。
・同じくニコイチキャラのつーさんと幸美さん。あれは逆のキャストの方が絶対面白かったと思うの。
・近衛士官のもっちー、いつその帽子がすぽんと落ちてきて顔が見えなくなってしまうのか、気になって気になって仕方なかったです。
・アッサーラ王子登場で、アッサーラ王子にむらがる近衛士官がカルガモ並みの可愛さだった。全力でなついていた(笑)。
・でもその後、追跡劇で全員があの帽子を脱いで出てきた時は一斉にときめいた(日本語変だよ)。
・か……かっこいい(誰が)(皆が)。
・きっとあれは公務の休憩時間にくつろいでいたところを呼ばれたんですな。
・きっとみんなでカードとかしながらくだ巻いているんですな。
・賭けカードの元締めはまっつさんです。
・その元締めに一番お金を借りているのがそのかだと思う。
・群集芝居はこう楽しむべ(削除)。
・蘭寿先輩の女装はあのオモロカツラでも美女カウントだと思う(素)。
・大使夫人の中にいた花綺ゆいなちゃんが猛烈にワタクシ好みの顔だと気付いてしまいました。
・でもショーでは見つけている暇ありませんでした(リベンジを誓う、と)。


 最後に。
 主題歌の歌詞にある「僕の(私の)前で震えている君の肩に天使が見える」。
 聞くたびに「ふ、震えさせるような事したんですか雅様!」「ふ、震えさせるような事したんですか芙様!」と思ってしまうのはワタクシだけでしょうか?(あなただけです)。ビバ青白蛇★。

 ショーの話と瀬奈君の話はまた明日。


 ヨゴ立図書館もオゴリンピックも、いざ考えるとなかなか浮かばないなぁ(ひとりごと)。



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