仕事日記。
焦ってたらしい、と気づきました。確かに急がないとヤバイ状態ではあるんですが、それと焦るのとは違う。焦って焦って一行でも多く書かなければと思って必死に書き継いだものをまとめて読み返したら、ごちゃ混ぜのおもちゃ箱みたいでまっとうな原稿になってなかった。そうじゃないだろう、と。そうじゃなくてもできるはずなんだ。まだ一ヶ月以上あるんだから。分刻みで急ぐ必要はないのにカリカリして、それでいい仕事できるはずないのに。


時間を全部自分でやりくりしなくちゃいけなくて、どこまで束縛されているのかまるで判らなくて、だけど締め切りはやってきて。在宅ワークの落とし穴なんだろうなと思います。落とし穴、つーか、それが在宅の宿命というか。こないだ美容院行って美容師さんと喋ってて。在宅ワーカーだと言うと「自由でいいですね〜」って言われ。だけどこっちもこっちで外に出て働く職業に夢を見てて（同僚との楽しいランチとか季節ごとに考える流行の通勤服とか仕事帰りのカラオケとか酒飲んで盛り上がる上司の愚痴とか）、互いに「実態はこんなもんですよ」と話し合って、「まあ隣の芝生は青いっていいますよね……」とため息。


職人系のおじさま集団と飲む機会があって。長い年月をかけて着実に積み上げてきた知識というもののに圧倒されました。まだまだ、まだまだ、まだまだまだまだ青二才なんだなと思う。努力しないとああいう年のとりかたはできないんだよなと。努力努力。とにかく求められるものは努力なんだと。

さやぎ ｜MAIL

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