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昨年の股関節を人工股関節にした手術から半年が経ちました。あの経験は私の人生観に大きな影響を与えました。入院中に100歳の方と同じ部屋でした。人生で初めて100歳の人を見ました。同じ部屋の方々は100歳、86歳、80歳でした。みんな立つ事も出来なく、歩く事も出来ない方々でした。それを見て「あ〜僕もこの歳まで生きていたらこうなっているのか〜?それどころか、この自分の身体がどこまで動くように戻るのだろう?」と思い、いろいろな事を考え悩みました。生きるという事は大変な事だと初めて感じました。死にたいわけではありませんが人に迷惑をかけてしまうようになったら生きていたくはありません。何歳まで自分は人に迷惑をかけないように生きて行けるのだろう?70歳なのか?80歳なのか?90歳なのか?そう考えると自分の人生はそんなに長くない事に気が付き、恐怖を感じました。私は20代の頃は試合で死ねるならそれで本望と思っていました。自分なりの死生観を持って生きて来たつもりです。いつ死んでも悔いのないように生きて来たつもりです。でも私は今、死ぬ事が怖いです。今が1番幸せだから、この幸せをずっと抱きしめていたいです。この幸せを失う事や死ぬ事が本当に怖いです。50歳になりリアルに死を感じてそう思っています。でも今、それに気付いて良かったと思っています。その事でこれからの人生を大切に大切に生きようと心から思う事が出来ました。若い頃は自分の身体がぶっ壊れても自分の思う人生が生きれるなら良いと思っていました。今は歳を取ってから人に迷惑をかけないように自分の身体を大切にして少しでも長生きをしたいと思っています。子供達の孫を抱っこしてあげたいと思います。人間の人生は欲が尽きません。死ぬ時には静かに死ねるよう日々一生懸命に精進して、思いっきり楽しんで馬鹿もやって生きて生きたいと思っています。
kanno
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