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2023年09月19日(火) 受け入れ難い結果も受入れて

2016年に国際親善大会の決勝で観空をやっている映像を見ました。7年前ですから私は43歳でした。結果は決勝で4位だったようです。今だから言えるけど、何でこの演武で4位だったのだろうと思います。自分的にはその後、国際親善大会で準優勝した時より、全日本で優勝を2回した時より、良い型が出来ていました。これはその後しっかりと結果を残して今言うから負け惜しみにならない訳です。でもその時は自分に足りない物をしっかりと探して次に向けて稽古をし自分を向上させようと努力しました。その型を見ると、蹴り足が高く上がってピシッと決めがあってバランスも凄く良く片足で立つ所も身体にブレがなく力強さがあり迫力がありとても良い型でした。自分の型の全盛期はあの時だったように感じます。こんなキレイな蹴りを蹴れていたんだな!と感心してしまいました。でもその時、負けて良かったと思います。負けたおかげで自分が勝てる型を考え、審判が好む動きを研究した事で、たくさんの事を学ぶ事が出来ました。自分が思う良い型と審判が思う良い型は違います。そして点を出すのは自分ではなく審判です。審判に良い点を出してもらわなければ勝つ事は出来ません。それは組手よりも難しい部分です。そこを知る事が出来た事は、その後の私の人生に大きく影響を与えてくれました。そして今の私がいます。主審をする時にも、自分が周りからどう見えているか?も考えて主審をする事が出来るようになりました。あの時、負けて不貞腐れていたら今の自分はいないわけです。受け入れ難い結果も受入れて前に進んで行けば必ず自分は進化して行きます。


kanno

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