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2023年06月18日(日) この道を歩み続けて来たから

2023オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会最終日が終わりました。私は女子重量級準々決勝の4試合と軽軽量級準々決勝4試合の主審と女子軽量級、女子中量級、女子重量級、男子軽軽量級の決勝戦4試合の副審を勤めさせて頂きました。昨日、会場前に飾られてある大会のお祝いの花に私が15歳の時に空手を習った菊地信弘先生名義のお花がありました。とても懐かしく思いました。いつか先生とお会いする事があるかも?と少し思いました。最初の主審を勤めた試合が終わり試合場をおりて支部長席に座っていると、後ろから「ヒデタカさん」と名前を呼ばれました。私が振り向き、その方の所へ行くと、その方は私の福島の10代の頃の後輩だと言っていました。少し話をすると今は菊地先生の道場で稽古しているとの事でした。そして菊地先生も会場に来賓として来ていると聞き、私はその方と先生の所に挨拶に行かせて頂きました。私が「菅野です」と挨拶すると、先生は「頑張ってるんだね!嬉しいよ!」と言ってくれました。私は「先生に不義理をして道場を辞めてしまい、申し訳ありませんでした。」と改めてお詫びをしました。先生は「そんな事ないよ!」と言ってくれました。「主審をしている菅野を見て嬉しかったよ!」と先生は言いました。私は先生の事はホームページなどを見てご活躍を知っていたとお伝えしました。そして「自分だって分かりましたか?自分の事なんて忘れていると思っていました。」と言うと、先生は「すぐ分かったよ」と言ってくれました。最後に握手をして頂き、名刺を頂き、一緒に写真を撮って頂き、私が福島に帰ったさいにはご挨拶させて頂く約束をさせて頂きました。本当に本当に嬉しかったです。私はどれだけの人に不義理をして生きて来たか分かりません。そしてこれでその不義理が許されたとも思っていません。これからも自分の生き方で恩返しをして行くしかないと思っています。でもこの道を歩き続けて来たから、またこのような形で先生とお会いする事が出来たと思います。苦しい事も辛い事も悲しい事もたくさんあったけど、そんな物はこのような事があるから全部忘れる事が出来ます。本当にこの道を歩み続けて良かったです。


kanno

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