DiaryINDEX過去の日記未来の日記
2022年09月29日(木) 金木犀の匂い

朝、自転車で道場に行く時に金木犀の匂いがしました。この匂いがすると全日本空手道選手権大会・ 全世界空手道選手権大会の追い込みの時期です。全日本空手道選手権大会・ 全世界空手道選手権大会は11月初めから半ばに行われます。だからこの時期は1番苦しい追い込みの時期です。そして朝の空気がひんやりして来たら、もう試合はもうすぐにそこです。私は21歳で始めて全日本で黒澤先生のセコンドとして一緒に控室や試合場のそでに行く事が出来ました。22歳の時は第6回世界大会でしたのでやはり先輩のセコンドについていました。この2年も先生や先輩と同じメニューを稽古したので、自分も大会に出る気分で生活していました。私が出場した全日本空手道選手権大会は28回、32回、33回、34回、36回、37回、38回の7回でした。21歳から33歳まで約12年間、この時期は苦しい稽古に励んでいました。だから金木犀の匂いを嗅ぐと「ああもうすぐ試合だ」と言う気持になります。でも考えて見ると引退してから早いもので15年も経ってしまいました。と言う事は全日本に向けて稽古していた年数より、引退してから過ごした時間の方が長くなってしまったと言う事になります。引退してからは本当に時間があっと言う間に過ぎて行きました。金木犀の匂いを嗅ぐと全日本を思い出すと同時にその頃を懐かしく思い、そして愛おしく思います。そしてこの時期に試合に向けて自分を追い込んでいない事を寂しく思います。試合の事を考えドキドキしていない事を寂しく思います。今頑張って稽古している選手の皆さんを羨ましく思います。だから苦しい日々も緊張した毎日も思いっきり楽しんで欲しいと思います。引退した私だから言える言葉です。あとで思い出したら頑張って試合に出ていた事はキラキラと光っています。自分の大切な大切な宝物となっています。だから思いっきり苦しんで思いっきり緊張して思いっきり楽しんで、今というかけがえのない素晴らしい瞬間瞬間を謳歌して欲しいと思います。


kanno

My追加