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2021年08月31日(火) あの頃を愛おしく思う

15歳で空手を始めて、20歳で東京に来て、22歳で全日本ウエイト制大会でデビューして、23歳で黒帯を取得して指導員になり、その同じ年に無差別の全日本大会にデビューして、25歳で千葉県大会で優勝して、27歳で全日本大会でベスト16に入り、29歳でロシア大会でベスト8に入り、29歳で大森道場を開設し、同じ年に東京城南京浜支部の支部長になりと書き出せば、かなり順風満帆の人生に見えますが、私の意識の中では、34歳までは水面から顔を出すためにアップアップして頑張ってもがいているような人生だったと思っています。34歳までは常にお金に困っていて、お金の心配をしていましたし、試合でも勝っては負け、負けては勝ちと、自分の思い通りにはいかなく、いつもジレンマと戦っていました。29歳で道場を出して支部長になってから、試合を引退する34歳までの約5年間は本当に大変でした。道場の運営と、お金の心配と、稽古での疲れと、試合で思うような結果が出ないジレンマと、人間関係にいつも悩ませられている状態でした。でも良かった事はいろいろな方に協力はして頂いた中でも、しっかりとその悩みに、自分で考えて自分で行動して対処して来た事だと思います。その経験が今の私を作ってくれました。若い頃を懐かしく思う事はたくさんありますが、その頃に戻りたいとは思いません。というか思えません。思いたいけど思えないと言う感じです。あんな苦しい思いもうしたくないです。そして今が1番幸せだと思っているからです。今だって裕福ではないけど、それなりの暮らしは出来ていますし、妻と子供達とご飯を食べてお酒を飲んで、妻や子供達とおしゃべりをして、子供達に「パパ、アイス食べたいから一緒に買いに行こう!」なんて甘えられて、もう今が最高に幸せです。でもこの幸せもそのアップアップ一生懸命にもがいていた毎日があったおかげだと思うので、戻りたくはないけど、やはりあの頃を愛おしく思います。


kanno

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