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私の父は、とても貧しい家に育ちました。兄弟が多いため歳で言えば、幼稚園児の頃一度は人の家に貰われる事となり、着る物も何も貧しくても食べる物が無くても良いから家にいたいと言って、とても遠いところから自分の足で歩いて家に帰り、自分の親に頼んで家に戻してもらったそうです。その後も学校にもあまり行けず、他の大きな畑を持つ農家に出稼ぎのような事をしたそうです。そのお金は親が前金で貰ってしまうそうです。そして家では、父がウサギを飼い、その毛を売っていたそうです。学校に行ってもお弁当を持っていけなかったそうです。家ではすいとんしか食べていないので、お弁当に出来ず、父はお弁当を忘れたと先生に言って、家にすいとんを食べに走って帰ったそうです。父は貧乏な事でとても苦労をしたそうです。ある日、父が歩いていると、農作業を終えた人がおにぎりを食べている所に偶然遭遇したそうです。その中の1人が「あの子の家は貧乏だから、おにぎりが欲しくて来たな」と言って「ほら、食べろ」と言って出したそうです。父は白飯など食べた事はほとんどないのに加え、とてもお腹が空いていて、喉から手が出るほど食べたかったけど、それを食べたら負けだと思い断ったそうです。本当はその近辺に用事があったそうですが、そのままずっと歩いて行ったそうです。悔しくて涙が止まらなかったそうです。食べ物にはとても苦労した父ですから、食べる事にはとても厳しかったです。父に「美味しいか?」と聴かれて「美味しい」と答えるのはありでしたが、食べ物に対して、私達が「美味しい」とか「不味い」とか言いながら食べていたら、「食べ物に対して美味しいとか不味いとか言わないで有難く食べろ」と言われました。でも父は「俺は貧乏でも、人にいじめられた事はない」と言っていました。父は中学もろくに出ていなく勉強は出来ないので、理論的に何かを私に教えてくれた事はありませんでしたが、男として生きて行くのに必要な事は私に対する態度で教えてくれました。
kanno
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