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2021年05月16日(日) 心のやり取り

私が極真空手から、また極真空手の試合や、極真空手を学ぶ中で得た物は、心のやり取りと言うか、心の調和だと思います。私は極真空手の試合に出てたくさんの人と戦いました。130戦、日本人、ロシア人、ブラジル人、イラン人、カザススタン人、大きい人、小さい人、年上の人、年下の人、いろんな人と戦いました。お互いに道着を着て帯を締め、素手素足で、身体をぶつけ合いました。身体をぶつけ合うという事は、心をぶつけ合うという事です。言ってみれば究極の心のやり取りをしたと言っても過言ではないと思います。試合では、お互いの技を駆使して戦うのですが、その中で相手の心や考えを読んで、そこを突いて行かなければいけません。相手の苦手な動き、相手の得意な動き、相手の嫌がる技、相手が受けられない技、相手の強い技、などお互いの技を交換すると同時に、相手の諦めた瞬間など、ちょっとした心の動きも読んで相手を攻めて行きます。そのような心のやり取りを出来る人は、実生活でもそれを生かして行くことが出来ると思います。これは試合の中だけではなく、先輩の付き人をさせて頂いた中でも学びました。私は黒澤先生に厳しく躾けて頂いたおかげで、けっこう気が効くようになりました。相手の顔色を見るというか、気配を察知して行動が出来ました。そのおかげで先輩のセコンドや付き人をさせて頂き本当に可愛がって頂きました。この事は指導にも生きています。その生徒に今何が必要か?を察知する事が出来ます。もちろん私は神様ではありませんから間違う事もあります。でもほぼ間違う事はないと自負しています。この前も小さい道場生が道場の前で何度か泣いてしまうようになり、「じゃあ今度は頑張ろうね!約束だよ!」と帰したり、お母さんに見学して貰いながら稽古した日もありました。でもその日は今日は、泣いてしまっても稽古が遅れても、私がその子を抱いてお母さんに帰ってもらい1人で稽古させなくては、これを何度も繰り返してしまうな、今が大事だ、今が分岐点だ、今日がターニングポイントになるなと感じ、そうさせて頂きました。結果、5分ぐらい泣いていましたが、5分遅れで稽古を開始し最後まで稽古をする事が出来、笑顔で帰って行きました。その後も普通に笑顔で稽古に来ています。これは考えてわかる事ではなく、カッコ良く言えば私の中の感覚が「今が大事だよ」と囁いて教えてくれる感じです。人とガチンコで身体と心をぶつけ合ってむき合って来た中で養った極意とも言うべきものだと思っています。


kanno

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