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2020年02月12日(水) 預からせて頂いている

何事に対しても常に預かっていると言う意識を持っていないと人間は驕りが出て大きな間違いを起こしてしまいます。それはこの地球に対してもそうですし、道場に対しても、住んでいる部屋に対しても、妻に対しても、子供に対しても、生徒に対してもそうです。自分の所有しているなどと思ってしまうとそこに驕りや横柄さや我儘が出てしまいます。私はこの世に私が所有している物など無いと考えています。この命も身体も、今この世に生きている間、預からせていただいていると考えています。それはこの命も身体もいつかはまた返さなければいけない日がくるからです。そう考えたら私が所有していると思っている物など、全ていつかは誰かに渡したり捨てたりしなくてはならない訳です。だから預からせて頂いていると考えています。妻に対しても子供達に対してもと言うのは、自分の物だなどど思うとそこに驕りや横柄さや我儘が出てしまうので、預からせて頂いていると言う謙虚な気持ちを持って接したいと思います。そうすると妻に対しても子供達に対しても自分の考えを強引に押し付ける事などはなくなると思います。道場生の子供達もお父さんお母さんから、大切なお子さんを預からせて頂いていると思えば、その日その日一生懸命指導して、その子をより成長させてお返ししようと思えます。道場自体も自分の道場だなどと思うと、態度も横柄になり指導も横暴になり、自分のその時々のブームで稽古内容や礼儀作法などの様式まで変えてしまうなどという事をしてしまいます。預からせて頂いていると言う謙虚な気持ちを常に持っていれば、道を外れず正しい行いが出来るのでは無いかと思います。


kanno

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