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2019年12月27日(金) 極真空手を学んできた中での思い出を語る

この休みの間は、自分が今まで極真空手を学んできた中での思い出を思い出した順に徒然と書いて行きたいと思います。先ずは廣重師範との思い出です。道場の上の階に寮があり、私は当時その寮に住んでいました。その寮で廣重師範が料理をし、私はそのお手伝いをしという感じで、廣重師範と2人で料理をさせて頂いた事がありました。廣重師範はとても几帳面な方だったのと、私はとても雑な人間だったので稽古の時以上にいろいろ叱られながら料理のお手伝いをさせて頂きました。その時、廣重師範に言われた事で1番記憶に残っている事は「包丁は横に使うな」でした。簡単に説明するとしっかり縦に切りなさいと言う感じです。切れなかった最後の部分を包丁を横にずらして切り裂くみたいな事をするなと言う事です。作った料理は白子の鍋とキャベツを茹でて一枚づつにして、そのキャベツの葉にご飯と具を乗せて巻いて食べると言うものでした。その具はシーチキンにニンニクと唐辛子と胡麻油を混ぜて作ったと思います。廣重師範との料理は稽古より叱られるのと、その叱られる事から空手の話にまで行き、だからお前は空手でもこうなのだとなるので、とても辛く厳しかったので、廣重師範に料理をするぞと言われると、とても恐怖を感じました。私は廣重師範との料理の時間を自分の中で、地獄料理教室と呼んでいました。でもあの地獄料理教室の中で一事が万事だという事や普段の生活の中にも稽古と通ずる事がある事を学びました。今となってはとても貴重な体験です。もう1つ思い付いたので書いておきます。それは第7回世界大会で決勝でフランシスコ・フィリョ師範に敗れ準優勝となった数見先輩が試合後に、はじめて私と顔を合わせた時に「菅野、今日までいろいろとありがとう」と言った言葉でした。その時の数見先輩は、控え室から出てきて顔面蒼白で涙を流しただろう感じの目でした。自分のせいで日本の王座が奪われたと言う気持で顔面蒼白で控え室に入る数見先輩を私はどう声をかけて良いかわからず控え室に入る事も出来ませんでした。ですが私達後輩は数見先輩の事がとても気になり控え室の前でウロウロとしていました。その時に数見先輩が控え室から出て来て、私達後輩の名前を一人一人読んでお礼の言葉を言いました。そして数見先輩は表彰式では毅然とした姿で不動立ち(自然体)で立っていました。私はその時に負けた時にこそ、その人間の真価が問われるのだと思いました。だから私が身近で見させて頂いた中での最強の極真空手家は数見先輩です。そして私が育成したい極真空手家像も数見先輩です。


kanno

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