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2019年11月13日(水) 稽古から感じる事

稽古をしていると気が付く事がたくさんあります。自分技を通して、今の自分の身体状態や、今の自分の心の在り方や、自分の生活習慣などなど、たくさんの事に気付く事が出来ます。今日の稽古では姿勢やバランスに意識を置いて稽古しました。見えにくい自分の姿勢やバランスを意識して稽古する事で、自分の身体の使い方や特徴がよく分かり、そこを少し調節すれば自分の技も変化していきます。道場生の皆さんにもお勧めしたいです。鏡を見て柔軟をして頭の傾きや身体の傾きを見たり、左右の柔軟性のバランスを知り、手や足や指もひとつひとつ動かし伸ばす事で、自分の身体の隅々まで神経が行き渡るようになります。さらに基本稽古をやる事によって自分の技を通して自分の身体の良いところや悪いところの特徴に気が付く事が出来ます。立っている時に首が傾いていたり、背中が丸くなっている人は、基本稽古をやるとそれがさらに顕著に表れます。なのでそこに気付く事、気付いたらその癖に、新しい良い癖を矯正するように上書きして行く事が大切です。でもこれは簡単はありません。悪いと言えど自分の楽な姿勢ですから、それを直す事は常に意識をして何度も繰り返し行わなくては行けません。意識をして直すのは簡単ですが、無意識で出来るようになるには人によっては10年ぐらいかかるかもしれません。出来るようになるまで10年なんて言ってしまうと少し気が遠くなるかもしれませんが、でも今始めれば長くとも10年後には出来ます。明日明日と伸ばして仕舞えば、出来るようになる日はどんどん遠のいて行きます。一念発起して毎日毎日がやる事が大切です。最近の世の中には、簡単に〜ができる方法など、たくさん出回っていますがほぼ全てが眉唾物です。


kanno

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