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2019年09月05日(木) 私のルーツと夢の話

私の格闘技のルーツはブルース・リーにあります。従兄弟のお兄ちゃんの部屋にブルース・リーのポスターが飾ってあり、初めてブルース・リーを知りました。私はブルース・リーをブイスリーと言っていたそうです。1978年、私が5歳の時に公開された「死亡遊戯」を観に行きました。その頃、私は父の仕事で秋田に住んでいました。父も母も仕事が忙しかったのですが、あまりに私が「ブイスリーの映画を観に行きたい!」と何度も言うので、従業員さんに私と映画を観に行くようお願いして、私はその従業員さんと「死亡遊戯」を観に行きました。あの時の衝撃は凄かったです。やはり目を奪われたのは華麗な蹴り技でした。そして中学三年生の時にテレビで見た極真空手の第4回世界大会、特に決勝戦の松井章圭館長とアンディ・フグ選手の華麗な蹴り技の攻防に目を奪われました。もうあれで私の人生は決まったと言っていいでしょう。私は空手をやるために生まれて来たのだと思っています。じゃなかったら5歳の子が、親が従業員さんにお願いしてまで映画を観に行かせるぐらい映画を観たいとせがんだりはしないと思います。そして極真空手に憧れた私は極真空手を始め、高校生の時にを学校を休んで、1人で新幹線に乗り東京に2泊3日で第5回世界大会を観に行ってしまいました。そんな破天荒な事を許してくれた両親に感謝しています。あの第5回世界大会をもし観に行かなかったら私は東京にも来ていないと思いますし、今こうして空手の先生をしている事もなかったと思います。本当に両親に感謝です。あの当時、子供が空手をやりたいと親に言ったら絶対に反対された時代です。それを「空手の選手で生きて行きたい、空手の先生でご飯を食べて行きたい」などと言ったら、まともに取り合う親はなかなかいなかったと思います。私は1人で夢を叶えたわけではありません。両親を始め沢山の方々が私が夢を見失わないように陰に日向に力を貸してくれました。本当に感謝です。


kanno

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