DiaryINDEX過去の日記未来の日記
2018年11月06日(火) フィットネスクラスで前橋初段の話をする

今日はフィットネスクラスに参加している方の前で、前橋初段の話をしました。前橋さんが入門させて下さいと言って道場に入ってきた事、その時の前橋さんは33歳だった事、前橋さんが入門する時に私に言った目標を全て叶えて亡くなった事を話しました。私は何かを始めるのに遅いという事はないと思っています。その人がそれをやりたいと思った時が適齢期だったのだと思います。そして何かを始めれば人はいろんな部分で変わっていけると思います。そこで大切になるのが謙虚な事、勇気がある事、継続する忍耐力がある事です。やはり新しい事を始めるのですから、今までの自分を脱ぎ捨てるぐらいの謙虚な姿勢で物事に対しても人間関係などにしても臨んで行かなくてはなりません。自分ができない事に挑んだりするという事は失敗する事や恥を掻くこともあるかもしれませんから、とても勇気がいります。何があっても挫けずに継続する忍耐力も必要です。それがあれば人間は何歳になっても自分を変え進化させて行くことが出来ます。私はそれは人間に与えれた素晴らしい才能だと思います。私は前橋さんに、自分の余命はあと1ヶ月か2ヶ月かと聴かされ、「先生なら最後の時間をどう過ごしますか?どう生きますか?」と聞かれた時に、私は「最後の時間だからこそ、最後まで自分らしく生きたい」という事と「死は生の一部であると僕は思うので、死ぬという事は生ききるという事だと思う」という事を話しました。前橋さんは最後の瞬間まで生ききりました。前橋さんは私の生徒ではありますが、私より早く極真の道を全うした先輩になりました。私は自分がどう生きたか?が語り草になるような生き方をしたいと常々思っています。前橋さんはまさしく語り草になるような人生を全うしました。また何かの機会があれば前橋さんの事を話したいと思います。


kanno

My追加