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2018年07月02日(月) 自分がこの世で唯一得意な空手

私は39歳から43歳までの4年間、月曜〜金曜の朝にマイバスケットというお店で働きました。ほぼ無遅刻無欠勤で頑張りました。働いた理由は、私は働く事が嫌いだったからです。15歳の時に学校を退学になり仕方なく仕事をしましたが、毎日が苦しくて仕方がありませんでした。そしてその頃の私はダラシなく3つの仕事をクビになりました。何をしても続きませんでした。たこ焼き屋、運送会社、ゴルフのキャディー、八百屋、いろんな所で働きましたが、どれも苦痛で長続きしませんでした。そこから逃げ出すために、好きな事を仕事にしようと空手を始めました。その夢が叶い空手を仕事に出来ていますが、家族が出来て、もし私が運営する道場が潰れたら自分は他の仕事をしてでも家族を養う事ができるのか?と言う不安を感じました。だから自分が避けてきたものに挑戦しようと思いマイバスケットで働く事を決めました。働いてみて自信になった事は自分はどんなにキツくても嫌いな仕事でも頑張れると確信した事です。どんな事をしてでも家族を養って行けるという自信がつきました。でもマイバスケットの仕事をして世の中人はこんなに大変な思いをしてお金を稼いでいるんだと思いました。23歳から空手の先生をしてご飯を食べていましたので、それなりに人から気を使って頂いて来たのだと思います。マイバスケットの仕事では、お客さんから信じられないほど理不尽な言葉を言われた事もありました。もちろん店長に叱られたり注意されたりした事もありますし、自分の仕事のミスで同僚に迷惑をかけてしまった事もあります。自分が出来ない事が世の中にはこんなに沢山あるんだと思いました。だから自分がこの世で唯一得意な空手だけは一生懸命にやろう、生徒達やご父兄様から月謝を頂いている事に感謝して一生懸命に指導しようと思いました。だからこそマイバスケットの仕事を辞めました。自分の全ての力を空手の事に使おうと思ったのです。これからも空手道に日々精進して行きたいと思います。


kanno

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