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この時期は、いろんな意味で人が新たな場所へ移動する時期なので別れがあり出会いがある季節です。最近、私の道場でも6年間稽古した生徒が引越しの為に私の道場を離れる事になりました。その生徒の最後の稽古のあとに送別会をした時、こんな事がありました。私はそれを見てはいないのですが、送別会の場所は道場の向かいにある店でした。その生徒は先に帰るので、私は「じゃあな!」と店の外まで送り出しました。私はそのまま店に戻りました。笑顔で見送ったものの、やはり長い間、私のもとで稽古をした生徒でしたので私もその生徒の後姿を見てこみ上げるものがありました。その時に一緒に店にいた生徒が見たそうですが、その生徒は1度道場のあるビルの前で立ち止まり礼をしてから帰っていったそうです。私はそれを聴き嬉しくなりました。もう私には教える事はありません。なぜなら私が空手道を通して学んで欲しい事をその生徒は学んでいたからです。空手の技術はあり意味で言えば何処ででも誰にでも習う事が出来ると思います。でも私は他の道場ではあまり学べないだろう事を教えてきました。だから私は本当に怖い先生です。拳骨をする時もあります。怒鳴る時もあります。特に礼儀作法を守らない時には強く叱ります。そのせいで辞めていく生徒もいたのかな?と悩んだ事もありました。でもこれだけは胸を張って言えます。私は生徒に対して真剣に向かい合っています。生徒を自分の子供だと思って向き合っています。生徒に一生懸命向かい合っているから厳しい言葉も言います。でもそこには愛情があります。その生徒が道場のあるビルに礼をして帰った話を聴き、自分の指導は間違っていなかったと救われた気持ちになりました。その生徒に教えられた気がしました。その生徒は本当の意味で私から巣立って行きました。もう何処に行っても礼節を守り人から重宝される人になると思います。自分の身に付けた事で自分の人生を輝かせ、親孝行をし、人の役に立ち社会に貢献する人になってくれると思います。私はその生徒に出会えた事に感謝しています。
kanno
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