作家は全部で5人。 今邑彩、小池真理子、篠田節子、服部まゆみ、坂東眞砂子。 サブタイトルに『惨劇で祝う五つの記念日』とあるとおり、 これはホラーアンソロジーの書き下ろしなのだ。 いったい、この恐がりで小心者のワタシが、ホラーだなんて どういう風の吹き回し?風邪?(謎) でも、このそうそうたるメンバーに、ふらふらと触手が動いた。
ホラーが苦手なわけは、もちろん第一に怖いのとかスプラッタとか 幽霊とかがダメ、ということなのだが、決定的なことは 「お話がハッピーエンドでない」である。 ハッピーエンド大好き、救われない話はつらいのだ。 ただ単にワガママ読者なのであるが。 そういう意味では、このアンソロジー、本当に「ホラー」だった。 怖いよお・・・・・ 篠田節子さんの「誕生」はなかでも怖すぎ。 どこを旅してきたのか・・・・帰って来られてよかった。
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| 2002年01月21日(月) |
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