★今邑彩。 『金雀枝荘の殺人』

ずっと「金糸雀」(カナリヤ)だと思っていた。
違った。「金雀枝」(エニシダ)だ。借りるまで気がつかないなんて!
検索して調べたら、大きな花びらの黄色の豆科の木で、春にたくさん花を
つけるらしい。(ピンクもある)
いとこら6人が次々と、「おおかみと七匹のこやぎ」の見立てで殺し合う。
その謎を解こうと集まった、残りのいとこと居座った侵入者。

関係ないけれど、ウチにもある「おおかみと七匹のこやぎ」。
この見立て殺人の箇所を見たとき、なんだか違和感があったのだが
それは訳者が違うと訳も違ってしまうからだった。
「洗面器」に記憶がなかったので、調べたらウチのは「せんたくかごの
中」だったし、「ベッド」は「とだな」だった・・・;^^)
ううーむ、やぎも洗面器で顔を洗うのかな。

プロローグは、「序章という名の終章」。
読み終わってその意味が分かり、ふたたびプロローグへ戻ってきた。
こういうのってうれしい。
哀しすぎた真相は、過去から解き放たれるのだ。

2001年11月12日(月)
By ちゃいむ

My追加

*back *next *Menu *First *New!! *Mail *Home* 

Edit by オレンジミルク。