著者初の恋愛小説らしい。 装丁などのイメージから、ミステリではないと思っていたが、 本当にミステリではなかった(苦笑)。 もともと恋愛小説は苦手だ。 なぜなら、もう恋をしていないから・・・・ なーんてカッコイイことを言いたいのだけれど、これは単なる体質。 というか、ずっとずっとミステリの方がワタシにとっては魅力的、 そういうことだけなのだが。 この本は、そんなワタシにめずらしく、スムーズに読んだ。 フランスに住み着いているガクとわたし、彼が連れてきた新婚旅行の 宿無しカップル。 彼らが出会ったことによって、なにかの歯車が少しずつ回りはじめる。 もともと恋愛を書きたいひとなのではないだろうか? その描き方は、現実的で残酷なのに、どこかさりげない。 うーむ・・・・・ 結末の後味がちょっと良くないのは、あんな恋愛をしたことのない、 おきらくな自分のせいだろうな・・・・苦笑。 |
| 2001年11月03日(土) |
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