★篠田真由美。 『月蝕の窓』

なんと美しいタイトルだろう。
その意味も本当はとても優しいものだったのに、いつどこで何が狂って
しまったのだろうか?

今回、今まで謎が多かった京介の過去に触れる部分がいくつか出て来る。
それは全然具体的ではないが、かなり過酷なことらしい。
そして、自嘲し孤立するような態度をとる京介を、なんだかんだうるさく
言いながらもさりげなく包み込むヤツ・・・深春。
本来のストーリーとは別に、この二人のやりとりに心奪われた。
神谷悠さんの漫画「迷宮シリーズ」に出てくる、京と山田くんの関係に
少し似ている。(京と京介の性格も少し似ているし)
違うのは、山田くんはストレートだが深春はちょっとクセ球だ;^^)
「なにをごちゃごちゃ言ってんだよッ」とワタシを叱って〜〜(爆)

それにしても、こんな結末は予想していなかった。
その動機には、目が点になった。

最後に。
『トラブルのない人生は退屈』(by栗山深春)
2001年10月20日(土)
By ちゃいむ

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