「静かな大地」を遠く離れて
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2002年01月04日(金) 馬の年

去年も100回くらい神社に行っているくらいで、初詣もなにも、
普通に日常を生きていれば、休みならなおさら神社に行く回数も増える。
ちなみに初詣は2日に奈良の橿原神宮。翌日3日は京都を徘徊した。
マイ・ブームの崇徳上皇が祀られている白峰神宮などに行って来た。
崇徳院ファンの友人のために「瀬をはやみ〜」の歌の絵馬を購入(笑)
テーマは「明治国家の呪術王としての近代天皇たち」みたいな感じ。

神社マニア。これが北海道だと流石に違和感があってまた味わい深い。
札幌の神社なんかも樺太神社や朝鮮神宮、昭南神社の類に近いような
気がしてしまう。ここはもともとアイヌ・モシリなんだものなぁ…、
とか思いながらお賽銭を投げるのもオススメの体験です(^^;

儀礼、法、社会、習俗。それと異文化間コミュニケーションの問題。
そして冒険小説の亜種としてのラブ・ストーリーの力強い枠組み。
日々なかなかに面白く読んでいる。

題:195話 戸長の婚礼15
画:クリーム瓶
話:私は生涯エカリアンを大事にする覚悟です

題:196話 戸長の婚礼16
画:こけし
話:アイヌならばなんとか育ててくれるとみな知っているのですよ

題:197話 戸長の婚礼17
画:三味線の糸
話:母上に納得していただくのがむずかしい

題:198話 戸長の婚礼18
画:猪口
話:高橋雪乃。

 ≪あらすじ≫昭和11年、由良は伯父宗形三
郎の伝記を書いている。明治はじめ、宗形一
家は淡路島から北海道の静内に入植した。静
内郡下16村の戸長に任命された22歳の三郎は
激務の日々だが、幼なじみのアイヌの娘エカ
リアンに結婚を申し込む。父親の通事の勉蔵
は、実は和人の赤ん坊を育てたと明かす。

題:199話 戸長の婚礼19
画:帯締め
話:婚礼は、和風とアイヌ風と二度やるのかな

題:200話 戸長の婚礼20
画:鈴
話:幼い頃から勝手放題をして、それを通してきた子だ


「婚礼は、和風とアイヌ風と二度やるのかな」って、三石の高橋才蔵さん
あなた“ちゅらさんファン”でしょ?…みたいな発想です(笑)
総集編やってましたねぇ、でもあのドラマ、“ゆんたく”こそが肝だから
メイン・ストーリーを追ってもなかなか見てなかった人には伝わらない(^^;
日々のディティールを味わうのが連続ドラマの快楽だったりするのです。

ちなみに三石というのは、静内のお隣の町。日高昆布がよく採れるとこ。
もちろん現在はサラブレッドの牧場が沢山あります。
更に日高路を襟裳岬のほうへ行くと、僕が静内以上に詳しい浦河に至る。
今ごろは真っ白の世界ですね。そして5月には「緑の国」になる。
咲きみだれるタンポポが、黄色の彩りをする。近くから遠くまで点在する
茶色はもちろん馬。その季節なら「お馬の親子は仲良しこよし」状態。

今年の干支は馬、“喉歌の貴公子”にして“魅惑の馬頭琴奏者”嵯峨治彦氏
もますますお元気そうです。東神楽町の改造した馬小屋のライブ楽しそう♪
http://www.mmjp.or.jp/booxbox/nodo/throat-homeJ.html

■『ワールド・カルチャーガイド モンゴル』(トラベルジャーナル社)
 これにも↑嵯峨さんが馬頭琴と喉歌に関する記事を執筆されてますね。

“電脳うさぎ党”方面でも喉歌ファン…っていうか嵯峨ファンが急増中。
やっぱり生=ライブで聴いてしまうと病みつきになるみたいですね。
ちなみに僕は浦河の牧場地帯の真ん中で何故かゲルが建っているそばという
オープン・エアの環境で、彼の喉歌を聴く機会に恵まれたことがあります。
知る人ぞ知る悦楽と幸福感、今年は是非もっとナマで味わいたいな(^^)


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