「静かな大地」を遠く離れて
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2001年09月26日(水) 「ほぼ日刊イケザワ新聞」

題:104話 札幌官園農業現術生徒14
画:弾丸
話:これが文明開化ということではあるまいか

「新世紀へようこそ」というメールを受け取られている方は多いだろうか?
言ってみれば「ほぼ日刊イケザワ新聞」というか、メールによる時事コラム
の配信である。きっかけはもちろん、アメリカの事件。
いまお持ちの連載の『月刊現代』に書くのでは、もはや即応性に欠けるので
メール配信の形をとられた由。

今日までに、
001 「しかし」について
002 作戦名
003 憲法前文
…という表題の文章が送られてきている。「転送は自由」だということだが、
発信元のインパラさんがやっている「オキナワ・オンライン」には馴染まない
せいか、オープンなHPへの掲載は今のところない。
僕のようなネット隠遁者はともかく、ネット上では議論の材料として著名人に
限らずいろんな人の発言を引く人も多いので、早期の一般公開が待たれる。
じゃないと出典も示せないし、掲示板や自分のサイトへの引用もやっていい
ものやら、御法度なのやらわからない、…ということになってしまっている。
“プロの売文業”の方の文章となると「転送は自由」でも、たとえばここに
そのまんま貼り付けちゃえ、というわけにはいかないわけです。

内容について、個人的に期待すること。
今のところ禁欲的なのか、守勢に入っているのか、作家さんとして「言葉」に
こだわったテーマから足固めをしていらっしゃるようにお見受けしますが、
なにせ『楽しい終末』の著者にして、沖縄県知事選を戦った闘士なわけですし、
もっと大上段に構えた文明論的アプローチや考察を展開してほしいと思います。
無闇に多くの人が浮薄に語る様は、はしゃいでいるようにしか見えませんが、
その点、語り口もアプローチも信頼のおける見識も相変わらずで頼もしい、
しかしまだまだ食い足りない感じがしてしまいます。
それともうひとつ、矛盾するようでもありますが、「創作」に力を注いで
いただきたい、という想いもあります。「小説家の仕事」。

なおインパラさんでは「意見」のメールも受け付けていらっしゃるようです。
僕自身は、ここの日録でお判りの通りのヘニョロモなスタンス(?)ですが、
真摯な議論をお望みの向きは反応されるのもよろしかろうかと存じます。


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