まめごはんつうしん
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2005年12月30日(金) 愕然。

今年最後の「まめつう」です……明日から帰省なので。
なのにこのタイトルは何? という……


うん、愕然としたんですよ。
あゆみさんがフリーペーパーを送ってくれたんですが、それに倣って今年の出来事をまとめてみよう……と思った、のですが。



こりゃ、枯れるわ……



うん、ほんとに、まず口をついて出たのがそれだった。
なんていうんだろう、手帳に書いてあることが仕事のことか保育所のことしかないの。プライベートらしいプライベートが「お茶会」しかないって……お茶会に依存、といってもいい状態。あゆみさん、しんどかったんじゃないかな……それでも春先までは、「心に栄養」とまだ言える状態だったんだけど、初夏以降はほとんどそれがない。貼ってあるチケット類も、ほとんど仕事がらみの講演会とかそういうのばっかり。ああ……細かくはちょこちょこあったんだけど、ほんとに余裕もなく走ったんだなぁ、でもそれがよかったのかというとやっぱりよくなくて、どんどん気がついたら自分を失っている状態だったのかもしれない。そう言えば、何かと病欠が多かったのも、今年だった。インフルエンザで2週間仕事に穴あけたこともあった。痔にもなってしまった。まめ子の病欠も多かった。普通の子よりは休んでないかもしれないけど、それでも昨年はあまり休まなかったんだけどな。

何となく、感じていた違和感。
誰かに必要とされることは、たしかにほんとに尊いことだけど。
「自分がない」状態では、いつか燃料切れして走れなくなるんじゃないのか。


この秋以降、ほんとに、いわゆる「手仕事」もほとんどしないで、仕事のことにどっぷり浸かっている状態でした。ビーズやエコクラフトの作品を「いいわねぇ」って言ってもらっても

でも最近、それも全く手が着かない状態なんですよ(^ ^;)ゞ

なんて言ってたけど、それは「今の仕事を天職とする決意」では決してなかった、のだと思う。私の勘違い。実は余白も全くなくてあっぷあっぷだったのに、それさえも気がつかなかった。


私の好きなことは、やはり手を動かすことなんだな、と、思った。書くこと、作ること。もうちょっとそのことを、認めてあげてもよかった気がする。できないことにばかり目がいってしまって。
2月に若松の県立博物館まで、刺し子などを観に行って、ものすごく心を動かされた。そのときのなんというか、「ものづくりって暮らしなんだな」という思い、今でも鮮明に思い出せる。これが、唯一「今年行った美術館、博物館」の類だった。あ、5月に「アクアマリンふくしま」に行ってるけど、これはどっちかというとまめ子のお楽しみ、だったもんなぁ。
そう言えば、仕事でも、頼まれて「9」のペンダントをたくさん作ったときが、楽しくてきらきらしてたな、と思う。あれ、いったいいくつ作ったんだろう、100個近く作ったんじゃないかなぁ。でもちっとも苦にならなかった。こんなことでも誰かに喜んでもらえる、そのことがとってもうれしかった。
でも、その「手を動かすこと」さえも、秋以降はほんとに苦痛だった。
なんでだろう。




今年、というよりも、この先数年を見たときに「ここがターニングポイントだった」と言える、んじゃないかなと思うのが、8月末から9月上旬にかけてのあれ、だなぁという思いは今でも変わりません。たしかに、あんなふうに叱られなければ、今の私はいなかったし、事務局長さんには今でもものすごく感謝しています。会うべくして会った人だった、って。で、遅かれ早かれ、なんとかしなくちゃならない私に気がつかなくてはならなかったのは、事実だと思う。
ただ、ちょっと、がんばりかたを間違えてしまったのかもしれない。
できないことをできるようになることも、うれしいことだし、大事なことだと思う。でも、だいじなものを、どこかにおいてきてしまったような、そんな感じなのかもしれません。

自分をちゃんと持っていない人なんか、好きになりよう、ないじゃん。

たしかに、秋以降の私、ものすごく一生懸命だった。幸せでふわふわしていた時期も、あった。
でも、「あなたの本業はこっちじゃないのよ(−−;)」なんて呆れられながらペンダントを作っていた頃のきらきらには、やっぱり遠く及ばなかったんじゃないかな、と、今は思います。うん、そっちのほうが私らしい。




このお休みはのんびりしつつ、私のほんとにしたいことを見極める時間も少しはほしいな、と思います。簡単に答えの出る問題ではないのだけど……ちなみに仕事始めは10日。まめ子もこの日まで保育所はお休みです(4日から登所できるんだけどね)。
少し「ええっ」と言われてしまいそうなことでも、勇気を出して主張しようと思う。大事なのは体裁ではなくて、如何にしたら私が、いい意味で楽にいられるのか。「誰かのため」も、自分を殺してまでの誰かのためでは、自分も周囲も楽にならない、のだと、あらためて思い知りました。
誰かの顔色を窺うのではなく、自分で決めたことなら、うまくいかなくたって後悔しないのかもしれない……よね。








明日朝、帰省のために福島を発ちます。戻ってくるのは今のところ新年あけて3日……の予定ですが、もしかすると1日2日延びるかも、です。
この一年、つきあう方も気持ちが重くなりそうな私の「模索」におつきあいいただく格好になってしまって、本当にごめんなさい。でも、いろいろなかたに励まされながらの一年だったこと、きっと忘れません。本当にありがとうございました。
どうぞ、よいお年をお迎えくださいね!


まめもも |MAILHomePage