まめごはんつうしん
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2005年10月05日(水) 涙の海で考えたこと(転載)

久しぶりに、事務所で泣いた。
私よりできるヒトなんて、いっぱいいる。なのになんでって。
なんでも自分を責めるのはよくないって、再三言われたけれど。
でも、どんなにがんばっても、あまりの不甲斐なさに打ちのめされることはある。


でも、涙に暮れながらだけど、気がついていた。
傍目にはゆっくりに見えたって、私の中でたしかに育っているもの。
落ちこぼれで出来ないことばっかりだから、解ったり寄り添えたりする気持ち。
決して多くないけど、私だからできること。
なにより、一度でもここに立とうと決心したこと。
決して楽しいことだけじゃないことは承知してたはずだから。
それだけでも、私がいる理由になるのかもしれない。


もうぐだぐだ、言いませんから。いつかそう言った。
だから、やめるなんて言わない。
解ってる。
どんなにお金を積んだって、できない経験をたくさん、たくさんさせてもらっている。
いろいろなヒトの思いも、たくさんたくさん、受け取った。
その思いがあるから。
簡単には枯れたくない。

いらない、って言われれば、明日にでも退くけれど。
「あなたが必要なの」「ここにいてほしい」
その言葉がどんなに重いか、わかってるから。













もうあの日の私じゃない。
一度、その言葉を受け取ってしまった以上。
それに恥じない私でいたい。














今日の涙を、事務局長さんは知らない。
(誰かから聞いて「ああ、またか」と思うことはあるかもしれないけど。)
でも、明日は私らしく緩やかにふんわりと、いようと思っている。
風に吹かれても。強い雨に打たれても。 


まめもも |MAILHomePage