まめごはんつうしん
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2005年01月15日(土) 手に入らないもの

私ら夫妻は、お恥ずかしい話なんですがひとり娘であるところのまめ子には甘いな、と思います。割と「あれ買ってー」って駄々をこねられたときに、買ってしまうことの方が多いな、と思う。基本的に

おねだりは3回に1回は我慢しなさい

って言うんだけど、なかなか……だから最近は、自衛策として買い物には行かない(笑)。食料品なんかは生協の宅配が頼りです。結果的に自分も余計なモノを買わなくて済む、と思う……(^ ^;)ゞ
そんなまめ子に今日、思いっきり駄々をこねられました。某電気屋さんの書籍売り場に、シナモロールのしかけ絵本があったんだけど……パーツが細かすぎて、これは3日もしたらあれ無くした、これ無くしたって絶対大騒ぎになったあげく遊べなくなるな……って。
余談ですが、プリキュアなんかのアニメ絵本は買ってしまうこともある(ただし、そういう本は「マンガだから、読み聞かせはしないから、それでもいいか」と再三言い聞かせた上で。)んですが、これが「貼ってはがせるシール絵本」になると、絶対に買わない。シールを全然違う用途で遊んだあげく

はれなくなったー(T^T)

って……3度繰り返された日にはこちらがぶちきれます( ̄△ ̄#) 。ので、シール絵本は

ほしいなと思っても「どうせおかあさんがかってくれないもの」

としてまめ子には認識されたらしいけれど……
で、そのシナモロールの絵本。諦めきれなかったまめ子には何度も「すりすり」されましたが、こちらが折れなかったんです。そしたらしょぼくれたあげく、私やまめだぁを見ると捕まらないぞとばかりに逃げ回って隠れるという。こちらの堪忍袋の緒も久しぶりに切れました。

もういい、まめ子はずっとお店にいなさい、こっちにこなくていい

というわけで、なんとかお店に居座って本を手に入れたいまめ子の思惑を無視して、店を出るオヤふたり。まめ子は結局、大号泣して追いかけてきました。
結局、お昼ご飯にありつくまで「こいつひきつけるんじゃないのか」と思うほど大泣きしましたが……ラーメンを食べられることになったらけろっとしてたなぁ(笑)。うん、子どもの「なんかかってー」って、こんなもんなのかもしれない。



シナモロールの絵本と一緒にしてくれるな、という気もしますが。
望むものが手に入らない、なんてことは、いくらでもある。だから、こういう経験が全くないと、本人がいずれつらい思いをするのかな、と思う。
たとえば、10年もしないうちにまめ子だって直面するんじゃないかと思うんだけど……惚れた相手が自分じゃなくて他の娘の方を向いていたとか。そういうのはもちろんお金で買えないものでもあるけれど、どんなにがんばってもどんなに強い思いでも、どうしようもないことだってある。思わず色恋沙汰を最初に持ってきたけれど、学業だって、部活だって、仕事だって、生きていく道筋にはいくらでもぶつかること。いくつもいくつもそういう思いを乗り越えて、ヒトは生き続けるんだろうなぁ……私だって、そうだ。



実は、昨日の「まめつう」を読んだと思われるまめだぁに、こんなことを言われました。

頼りなくていいっていうのはそういうつもりではなくて、
アンタはアンタらしくいるしかないって思うんだよ。
どんなにがんばったって、
(事務局長さんと)まったく同じに
生きることなんてできないでしょう?


わかってる。
私が事務局長さんそのものになれないことくらい、わかってた。でも。
だったら、なんでこんなにちからのない私がそこにいるの。
情けないことだけど、雪でたわんだ枝が折れてしまうように、おいおい泣いてしまった。

今のままの私でいいということじゃもちろんなくて、あちこち軌道修正する必要はあるとしても。
もっと適役な人はいると思うのに、こんな私でいいという理由を、聞かせてほしい。
……なんて、そんなことではダメなんだよね。理由を知ればきっと、弱い私がそこに安穏としてしまう。そもそも、「こんな」なんていうんだったら、それを自分で乗り越えていくのが本当なのに。できない。いや、今は、ならいいんだけど……

だけど、考えてみたら。
どんなにプレッシャーかけられても、つらくて泣いても、逃げないで立ち向かっていこう、と思えたのは、初めてのことなんじゃないかと思う。いえね、物事投げ出さない性格だって自分で言ったけど、投げ出さなかったとしても、今まではつらいことがあると、適当にかわしてやり過ごしてた。ちょっとずるかった(苦笑)。
それだけだって、ちょっとは成長したって、言ってもいいのかな……



ごめんなさい。ここふた月ほどことに顕著なんだけど、読むに耐えないかもしれない。かもしれないじゃないって。おかしいって自分。
こんなだから、ノスタルジックカフェまであと1週間を切ったのに、なーんの打ち合わせも出来ていない状態なのかもしれない。ホントに来週の土曜日、東京にいるのかなぁ……もう「お茶会」そのものもやらなくなるかも。まめだぁには「考えすぎだ」と言われましたが。流石にまっとうな状態ではないと自分でも思う。でもなぁ……修正のしようがない。みっともないってわかっているけれど、身を任せることしかできない、そんな気がする。
がんばって、週明けにはしゃんとした自分になろうと思っています。ごめんなさい。


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