後悔日誌
From ND

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2001年08月14日(火) 火の山


門司から関門トンネルを抜け、目の前の山に登る。
ロープウェーも車道もあるので山という気がしないが整備された道を登っていった。
今回の目的は頂上でお酒を飲むこと。だから別に急ぐ気もない。
海峡を見ながら真昼間から一杯やりたいだけ。

でも、刺激が足りないのでお酒を他の人に託し道じゃないとこを登ることにした。
それじゃ、上でまた会おう。
そういって別れたけど5分もしたら嫌になった。
急斜面。足場はふかふか、よく滑る。茂みの凄い所は行方不明になれそうな気がした。
蜘蛛の巣を何度もひっかけながら這いあがる。
生えてる木も枯れてる物が多く、うかつに掴むとポキッと折れる。
後悔の連続。
やっと辿り着いたのがロープウェーの山頂駅。
すでに泥だらけで疲れた表情になっていた。

さて、飲み会だ。
昼御飯を食べる前に酒をあおる。
景色は良かった。関門海峡が眼下に広がり綺麗だ。

潮の流れに逆らう船が一生懸命走っている。
海峡の潮は速い。川の流れのようにも見える。
流れは8ノットにも達する。(1ノットは時速1852m)
ところで船のスピードはだいたい15ノット位だ。
自衛艦とかは30ノット位出るし、コンテナ船なんかも20ノット以上出るがその逆もある。
例えばタンカーとか、曳き船なんかやたらに遅い。
10ノットしか出ない船が8ノットの流れに立ち向かっても前へ進めない。
ホバリングの様にその場にいるのが精一杯。
だから潮待ちすることもある。

一升瓶が寝転がってるのをみたら眠くなってきた。
皆、大の字になって寝た。こんなにゆっくりするのも久し振りだ。
隣にいた猫もいつのまにか寝ていた。

起きたら潮流の向きが変わっていた。もう夕方だ。
片づけを済まし、ロープウェーと関門汽船を使って門司に帰った。

駅前のうどん屋で、おでんとうどんを食べてたらまた喉が乾いてきた。
レトロな街並みの中でまた一杯やった。
盆のせいか少し人が多い気がする。

明日は出港。
関門海峡を通峡し、太平洋に抜ける。
目的地は和歌山県の串本だ。



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