にゃんことごはん
ごはん



 額づいて皿捧げ持ち仕えるは 日がな気まぐれ気まま白猫

練ちゃんです、まあ、甘えるは我儘だわ、なんなのこいつと毎日思います。

お気に入りのウェットフードも、一度は私が目の前にお皿を差し出すまで食べない、差し出しても自分の口元に届かないと食べない、したがって私はお皿を、座っている練ちゃんの口の高さに捧げ持って「はい、どうぞ」とやるわけです。
どこの王侯貴族かよ。エジプトのバチスト神かよ。

朝は朝で、一度は私の布団に潜り込んできて存分に撫でてもらわないと気が済まない、うっかり自分が布団に行く前に私がトイレにでも行こうものなら、とりあえず「こっちこっち」とばかりに鳴いて、私を布団に誘います。
そういうときはおおむね私がいつもより早起きした場合が多いので、再度、布団に逆戻り、しばらく練ちゃんとお布団にくるまります。

それはそれで、寒い冬の至福のひとときなので、いいのですが。
なんで布団の中でドヤ顔? 天下でもとったのか、布団の中は天下なのか、とツッコミたくなります。

私の歳を鑑みるに、新しい猫をお迎えするのは難しく、おそらく練ちゃんが最後の猫になるのでしょう。
せいぜい長生きしてくださいまし、と日々思います。

気付いたら、立春も過ぎていました。きっとあっという間に春が来てしまうのでしょう。

2019年02月07日(木)
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