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■ 花吹雪 紅残し桜花 芽吹く緑と入れ替えに
眠る茶々の姿を日長一日眺める春です。 先の週末、リュウが帰省して茶々も少し元気になっていたのですが、反動なのか、食も細くなっていきつつあります。
抗がん剤、2回目はあまり効果なく、レントゲンの状態では、ほんとうに食べて排泄できているのが信じられない病状なのだそうですが、とりあえず、食べて出して寝て、という生きる基本を日々なんとか繰り返しています。
余り時間はないのでしょう。 ここまでもってくれたのが、むしろ奇跡なのかもしれません。 むしろ、決然と生きるという茶々の意思に、私は従っていただけのような気もします。
少しずつ、時が近づいているように思えます。 咲き始めのソメイヨシノは、芯も白っぽいピンクなのですが、散り際には芯が濃いピンクになるそうです。 だから、散り初めの枝には、紅の芯だけが花のように残っていたりします。 桜も終わるなぁと思いながら、隣で眠る茶々を撫でているときが至福。
託してくれた友人も、満足してくれるでしょうか。
吹雪でも、雪ではなく桜であることが、ほんの少し救いになっています。
2018年04月04日(水)
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