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みがきかけたテクニック 21
2006年05月17日(水)

でも、鉄也は夜のテクニックはあんまりないと思います。
逆に大介さんはしおらしい顔して夜はテクニシャンではないかと。
大介さんって、メルトシャワーとか、平気でしていそうな気がします。

<グレートマジンガーの楽しみ方>

▼マジンガー名物毎回変わる作画!

これはグレートだけに限ったことではないけれど、当時の東映動画は総作画監督制ではなく、各話監督制だったので、毎回絵が全部違います。これは、絵に疎い人でも、すぐ気がつくぐらい、非常にはっきりしています。私も最初ぶっ飛びました。

なんせその違いというは、今日は作画が綺麗とか下手だとかというレベルではなく、その回担当の人が思い思いの自分の絵を描いていて、誰も設定画を見てないんじゃないか?というぐらい全然似ていないのですから。そもそも似せる気なんてもともとないと疑ってしまうほどまるで別人なのです。
そして、絵が似てないだけでなく、画風も毎回異なります。あるときは、コミック調、あるときは劇画調、またあるときは少女漫画風と、同じ作品の中に、これでもかというぐらい、いろんなタイプの絵が混じるのです。
1話が赤塚不二夫だったら、2話がさいとう・たかを、3話が新谷かおるぐらいの差はあると思ってていいでしょう。(言いすぎ)

一番おかしいのはキャラ設定画を描いた本人ですら、設定画通りに描かないで、勝手に改変して別の絵を描いているということ。自分の絵ぐらい覚えておけ!と思うけど、違う絵を素で描いていたりする。このへんが今のアニメからは考えられなくて、職人魂が出ていて(ようするにテキトー いい時代だネ)で、特徴的。
3文字作画とは別の意味での壮絶なクオリティの作画が楽しめます。

特に鉄也は、視聴年齢のちびっ子達との年齢差が開きすぎて、老けすぎているというスポンサーサイドの横暴な横槍で、途中から年齢が22歳から18歳に引き下げられるという異例の事態が起こりました。そのため19話以降は、18歳に見えるよう設定画が変更になり、ますますいろんなバージョンをお楽しみいただけるようなりました。
話が進むにしたがって、年齢があがって大人っぽく描かれるというのならわかりますが、
途中から年齢が下がって若返るというは、非常にレアなケースですね。毎回変わる鉄也をどうぞご堪能されてください。

こうした途中からの設定変更に、製作側は苦労したことと思われますが、もともと作画に統一感がないので、あー、また絵が変わってら、作画安定しないなぁ、ぐらいにしか、視聴者には受け止めてもらえないのがポイントです。
だって、毎週使われる発進バンクは、変更後も1話のものをずっとそのまま使用していたので、22歳バージョンの鉄也が毎週登場するという調子で、ただ、絵が安定しないようにしかみえないんですもの。このテキトーさが70年代アニメのよいところですね!

個人的には変更前の22歳バージョンのほうが、ハードで好みなので、修正は年齢だけにとどめておいて、絵は変更なしのよかったなぁと思います。

まあマジンガーファンたるもの、髪が2方向にハネている人が鉄也で、どこにそんなに突風が吹いているのか?というぐらいの怒髪の人が甲児、このポイントさえ抑えていれば、
あとはどう書いてもOK!というぐらい太っ腹で構えているのが、ファンとしての正しいあり方でありましょう。

私は作画は、Z、グレート、ダイザーともに第1話が一番好きですね。
Zはハネ甲児がしなやかでのびやかで艶っぽくって最高。
グレートは劇画調のモリシタ鉄也がハードな作風にあって猛々しくて勇ましい。
ダイザーはコマツバラ大介がケツのラインが気合がはいっていてセクシー。
どの話も1話の作画レベルが高いです。



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